トーセ、スマートフォン向けの開発及び受託案件の好調で黒字回復 営業利益4100万円 2020年8月期第1四半期決算

トーセ

トーセグループ会社が開発・運営をする新作ゲーム『うたわれるもの ロストフラグ』が200万ダウンロードを突破して収益に寄与。

株式会社トーセ(以下、トーセ)は、2020年8月期第1四半期決算を1月14日(火)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高9億6500万円(前年同期比13.2%増)、営業利益4100万円(前年同期は営業損失5800万円)、経常利益5500万円(前年同期は経常損失3500万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益3000万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3400万円)となった。

トーセ 決算 ハイライト

経営成績に関する説明

トーセグループでは、中長期的な企業価値と資本効率の向上に向けて、中期経営ビジョンに基づき、重点施策として「事業環境の変化に柔軟に対応できる組織体制の強化」「積極的な人材投資」「グローバル体制の基盤づくりへの取り組み」を開始した。そうしたなかで、トーセグループが開発と運営を担当しているスマホアプリ『うたわれるもの ロストフラグ(配信元:株式会社アクアプラス)』が、2019年11月26日にリリースされ、200万ダウンロードを突破した。開発完了タイトル数に関しては、スマートフォン向け1タイトルだった。

うたわれるもの

また、売上については、SI事業において引き続き顧客ロイヤリティの向上に努めたことで、前期に開発した案件の継続案件の受注が好調に推移したことで増加した。

セグメント毎の業績は以下。

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルコンテンツの企画や開発、運営などの受託を行なっている。

ゲームソフト関連の売上については、大型の運営業務が終了したことに伴い、前年同期比で運営売上が減少した。

モバイルコンテンツ関連の売上は、スマートフォン向けの開発売上が好調に推移したことで増加した。

パチンコ・パチスロ関連の売上は前年同期比で増加した。

上記の結果、売上高は7億1500万円(前年同期比6.9%減)、営業利益1900万円(前年同期は営業損失2600万円)だった。

トーセ デジタル売上

その他事業
SI事業、子会社の株式会社フォネックス・コミュニケーションズによる家庭用カラオケ楽曲配信事業、コンサート事業やクレーンゲーム事業など、新規事業の創出に取り組んでいる。

当第1四半期連結会計期間においては、SI事業において引き続き顧客ロイヤリティの向上に努めた結果、前期に開発した案件の継続案件の受注が好調に推移したことで売上は増加し、利益は黒字回復となった。

上記の結果、売上高は2億5000万円(前年同期比196.0%増)、営業利益2100万円(前年同期は営業損失3100万円)だった。

関連サイト

株式会社トーセ公式サイト
2020年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月期第1四半期決算説明資料

トーセ