NTT東日本、eスポーツ専門事業会社「株式会社NTTe-Sports」の設立を発表

NTT東日本 eスポーツ

eスポーツコミュニティの促進や地域社会への貢献を目的に設立。2020年7月以降に秋葉原UDX内にシンボルプレイスを開業。

東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、関連会社を含む5社と共同出資を行ないeスポーツを専門事業とする新会社「株式会社NTTe-Sports(以下、NTTe-Sports)」を2020年1月31日(予定)に設立することを発表した。

今回の共同出資に集った企業は、株式会社エヌ・ティ・ティ・アド(以下、NTTアド)、 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)、 NTTアーバンソリューションズ株式会(以下、NTTアーバンソリューションズ)、 スカパーJSAT株式会社(以下、スカパーJSAT)、 株式会社タイトー(以下、タイトー)の5社。

各社とも、広告・協賛営業や映像配信、街づくり支援、大規模大会の企画運営など、eスポーツ事業に活かせる得意分野で、eスポーツ界の発展に協力していくとのこと。

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現在のeスポーツ市場は急速な拡大傾向にあり、海外市場規模は約1000億円を突破し、国内市場も2022年には約100億円に達するといわれている。また、2019年の茨城国体で文化プログラムに採用されたほか、その経済効果や集客拡大などによる地域活性化への期待から、自治体によるeスポーツイベントの誘致や主催も増加している。

こうしたなか、2019年3月よりNTT東日本は高品質で安定した通信ネットワークやICT技術を軸にNTTアドと連携し、eスポーツ施設やイベントにおけるICT(情報通信技術)ソリューションの提供とイベントの企画運営支援などをスタートさせ、多種多様な事業者と連携しながら、自治体の悩みや相談を真摯に受け止め、解決のために尽力してきた。

その過程で、eスポーツを通じた「新たなつながりや体験」の創出、新しい文化や社会の創造、地域活性への貢献を果たすためには、より幅広く、効率的かつ機動的に事業対応を進める必要性を実感したことから、eスポーツ分野に注力した新会社NTTe-Sportsを設立を決定。NTT東日本と連携各社の力を掛けあわせることで、次世代eスポーツのトータルソリューションの提供やコミュニティの推進、地域社会への貢献を目指していくとのこと。

今後の活動としては、NTTe-Sportsのシンボルプレイスとして、秋葉原UDX4階にeスポーツ施設を2020年7月以降に開業する。この施設では、eスポーツ活動を行なっているコミュニティやプロ選手などを誘致して、施設収益を確保するとともに、地域拠点とのつなぎとしての役割としての活用や、低コストで付加価値の高いイベント、eスポーツ活動へのサポートなどを提供する予定だ。

また、イベントソリューション事業の一手として、タイトーと連携し、国内最大級のアーケード版eスポーツ大会「闘神祭2020 -World Championship of ARCADE-」を共催することも決定している。

大規模な大会においては、NTTe-Sportsは競技進行や会場に必須となるICTソリューションを提供するだけでなく、スカパーJSATのコンテンツ制作や映像配信に関するノウハウや資産を活用して、エンターテイメント性や配信面の強化、海外への展開拡大などを見据えた企画運営に協力する。

また、教育分野においても、株式会社サードウェーブ(以下、サードウェーブ)と連携して、高等学校などの教育機関に対してサードウェーブが提供する「eスポーツ部発足支援プログラム」の提供の拡大を共同で推進し、競技指導者が不在でも学生の成長を支援できるような、ICTを活用した指導サポートを提供するなど、eスポーツの浸透を推し進めていく。

関連サイト

東日本電信電話株式会社公式サイト
株式会社エヌ・ティ・ティ・アド公式サイト
西日本電信電話株式会社公式サイト
NTTアーバンソリューションズ株式会社公式サイト
スカパーJSAT株式会社公式サイト
株式会社タイトー公式サイト

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