コムシード、一部ソフトウェアの特別損失で大幅な利益減 営業利益700万円 2020年3月期第3四半期決算

コムシード

バーチャルホール『グリパチ』で480万人の会員数をいかした広告メディア化への取り組みを進行。新規事業では複数ゲームアプリを開発中。

コムシード株式会社(以下、コムシード)は、2020年3月期第3四半期決算を2月7日(金)に発表した。当第3四半期累計期間の業績は、売上高8億8145万円(前年同期比13.3%減)、営業利益770万円(同73.9%減)、経常利益592万円(同78.9%減)、四半期純損失4164万円(前年同期は四半期純利益2323万円)だった。

コムシード決算

経営成績に関する説明

当第3四半期累計期間のソーシャルゲームについては、主力サービスのバーチャルホール『グリパチ』において、会員数480万人をいかした広告メディア化に関する取り組みを進めている。

運営開始から3年目を迎えたバーガーショップ経営ゲーム『I LOVE バーガー』では、定期的なイベントを行ない業績は堅調に推移している。

従量制アプリに関しては、当第3四半期において大型タイトルを投入し、順調に売上を伸長している。

SNSゲームの運営ノウハウをいかしたBtoB向けの受託開発と運営に関しては、複数のストック型案件を中心に、コムシードの強みをいかした運営業務を行なっている。

その他新規事業では、ゲームパブリッシング事業において、韓国のゲーム会社KRAFTONと提携のもと、新作ゲーム『Project BBM(仮称)』の日本版独占契約を締結し、全世界に先駆けて日本版の配信が決定した。

また、株式会社WEAREとの共同プロジェクト第1弾として、人気男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」「祭nine.」「BOYS AND MEN研究生」のオフィシャルファンアプリ『ボイメン 祭nine. BMK ~Secret Message~』に関する開発を進めている。

その他アニメIPを活用したスマートフォンゲームに関する準備を行なっている。

売上高については第2四半期に続いて前年同期を下回ったが、新規従量制アプリの販売開始や、売上原価及び販管費抑制などにより、営業利益、経常利益を計上した。しかしながら、当累計期間に一部ソフトウェアの減損処理と投資債権等の一部で引当処理を実施し、特別損失を計上したことで最終利益を確保するには至らず、大幅な減益となった。

関連サイト

コムシード株式会社公式サイト
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

コムシード