日本最大級のスタジオである東宝スタジオで、AIや、VR、ARなどの技術を活用した新コンテンツを開発。
株式会社バンダイナムコ研究所(以下、 バンダイナムコ研究所)は、東京世田谷にある東宝株式会社東宝スタジオのプロダクションセンター内に「バンダイナムコ研究所 東宝スタジオラボ」を新設したことを発表した。
バンダイナムコ研究所は「Creating Entertainment Innovation!(革新的なエンターテインメントを創造する)」をミッションに、最先端技術における研究や検証、開発、ゲーム制作で培われたノウハウを活用した新コンテンツの研究開発を手掛けている。
AIやAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)の技術開発が加速するなか、エンターテインメントをはじめとする様々な分野で研究も進んでいる。それにより、迅速に研究開発を進めるためのプロトタイピング環境が必要不可欠となった。
バンダイナムコ研究所が新しい開発拠点を新設した東宝スタジオは、日本最大級のスタジオで、映像や音声ともに最新鋭の技術を搭載した設備が備わっているだけじゃなく、映像についての膨大な知識と豊富な経験を持つクリエイターが多数集まっていることから、さまざまなチャレンジが期待されているとのこと。
今後、バンダイナムコ研究所の試作実験場として、最大限活用される予定だ。
この発表に伴ってバンダイナムコ研究所代表取締役社長の中谷始氏と、東宝取締役の山下誠氏が以下のコメントを寄せた。
バンダイナムコ研究所 代表取締役社長 中谷始氏
「バンダイナムコ研究所は、最先端技術の研究開発を起点に『エンターテインメントの新しい価値を創出』するエンターテインメントイノベーション集団です。そのために、世界中のイノベーターや研究者、企業と積極的に共創し、一緒に新しいエンターテインメントを創出していきたいと強く願っています。このたび、東宝スタジオ様のご厚意で、素晴らしい環境をお借りできることになりました。今後は『バンダイナムコ研究所 東宝スタジオラボ』から、世界に向けて革新的なエンターテインメントを発信していきます。」
東宝スタジオ 東宝株式会社 取締役 山下誠氏
「東宝スタジオは1932年、前身の写真化学研究所(PCL)として設立以降、80年以上もの間、映画をはじめとした様々なエンターテインメントを、世界に向けて発信し続けてまいりました。2004年には「スタジオ改造計画」として大規模な再開発に着手。足かけ8年をかけた大改造により、東宝スタジオは、プリプロダクションからポストプロダクションまでの一貫した生産ラインを提供できる近代スタジオに生まれ変わりました。このたび、バンダイナムコ研究所様が新たに東宝スタジオに加わって頂けることを心から歓迎いたします。そして、これからもより一層新しいエンターテインメントの世界が広がることを、楽しみにしております。」
施設概要
名称:バンダイナムコ研究所 東宝スタジオラボ
住所:〒157-0066 東京都世田谷区成城1-4-1
東宝スタジオ プロダクションセンター内 SR407、 SR408
開所日:2020年2月7日