KADOKAWA Game Linkage、2019年国内家庭用ゲーム市場規模は4368.5億円と推計

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2019年は『ポケットモンスター ソード・シールド』が372.6万本を販売して首位を獲得。

株式会社KADOKAWA Game Linkageが発行するゲーム雑誌「ファミ通」は、2019年の国内家庭用ゲームの市場規模は4368.5億円だったことを発表した。

2019年国内家庭用ゲーム市場規模

このデータはファミ通の独自調査によるもので、集計期間は2018年12月31日~2019年12月29日の52週。市場規模の数値はハード・ソフト(オンライン含む)の合計値となっている。

2019年の各数値をみていくと、ハードが1595.4億円(前年比6.2%減)、ソフトが2773.0億円(同5.0%増、内オンラインが1104億円)、合計で4368.5億円(同0.6%増)と、前年より微増したという結果となった。

ハード市場は前年比で微減となったが、Nintendo Switchの販売が好調なこともあり依然として高い水準にあるとのこと。一方、オンライン決済全体を含めたソフト市場は、ダウンロード(以下、DL)販売の拡大が続いたことで、3年連続で前年比増となった。

DL販売を含めた国内家庭用ゲームソフト販売本数TOP10は、372.6万本販売した『ポケットモンスター ソード・シールド(ポケモン/2019年11月15日発売/Switch)』が他のタイトルに大きく差をつけて首位となった。

2位には137.2万本を販売した『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(任天堂/2018年12月7日発売/Switch)』が入り、2018年から2年連続でミリオンタイトルとなっている。また、このタイトルの累計販売本数は404.2万本(DL版含む)となり、Nintendo Switch向けソフトでは唯一の400万本突破タイトルとなった。

Nintendo Switchの2タイトルがミリオンヒットを達成したことや、本体ハードの売上増にもつながったことから、2020年以降の動きにも注目が集まっている。

ゲームソフト ランキング

ハード市場では、Nintendo Switchの携帯版にあたるNintendo Switch Liteが9月に登場し、4か月で104.5万台を販売した。Nintendo SwitchとNintendo Switch Liteの2機種合計で449.4万台を売り上げ、2019年に続いて年間販売台数のトップとなった。Nintendo Switchは、販売3年目となった2019年も2018年の販売台数を1.3倍上回る好調な結果を残している。

2位のプレイステーション4は年間119.6万台の販売となった。

2020年の前半は、ソフトでは『あつまれ どうぶつの森(任天堂/2020年3月20日発売予定/Switch)』や『ファイナルファンタジーVII リメイク(スクウェア・エニックス/2020年4月10日発売予定/PS4)』など、各ハードで期待の新作タイトルがリリースされる。

ハード市場では、2020年内にプレイステーション5やXbox Series Xの発売が発表されており、ゲーム市場のさらなる盛り上がりが期待されている。

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