2020年5月1日付でExysとトライフォートが合併。運営中ゲームタイトルの強化と事業の収益性強化で、新事業の創出を目指す。
Exys株式会社（以下、Exys）と株式会社トライフォート（以下、トライフォート）は2020年5月1日付で合併し、新会社として株式会社Trys（トライス 以下、Trys）を設立。既存事業であるゲーム事業と動画マネジメント事業に加えて、新しく漫画動画事業を行なうことを、3月16日（月）に発表した。
左より、株式会社Trys 代表取締役社長CEO 大竹慎太郎氏、代表取締役CCO 稲冨正博氏
Exysでは創業時よりイラスト・マンガ制作事業を行なっており、コンテンツ制作ノウハウを活かしてスマートフォンゲーム事業にも注力している。
トライフォートにおいては、これまでスマートフォンゲームの開発運営を主力事業とし、受託や自社パブリッシングの両方から多くのゲームタイトルを手掛けてきた。
今回の合併により、トライフォートの開発・運用力とExysのコンテンツ制作力という双方の強みを統合。約250人のクリエイター組織の最適化によって、両社が運営するスマートフォンゲームタイトルの強化に加え、事業全体の収益性を高め、新事業の創出を目指す。
ゲーム事業では、既存スマートフォンゲームタイトルにおいては北米を中心とした海外市場を開拓。さらに、自社IPによる新タイトルを開発する。
動画マネジメント事業においては、既存のVirtual YouTuber（VTuber）のプロデュースをはじめ、芸能人や文化人のYouTubeチャンネルの制作運用において、マネジメント会社との積極的な提携と、企業ニーズの高い動画コンテンツを幅広く手掛ける。
新しくはじめた漫画動画事業は、IPホルダーと連携したコンテンツ、マンガ制作の技術やノウハウを活かした自社オリジナルコンテンツの開発と運用を行なう。
その他にも、AIやAR・VRなど、エンタメ領域に関する最新技術の研究開発に取り組み、エンタメテックに関わる新規事業を創出する。
Exys子会社である株式会社CROSTA（クロスタ）は、今回の合併を機にTrysの子会社になり、マンガやイラスト、シナリオ制作などのコンテンツ制作を行なうとのこと。
Trysの経営体制は、トライフォートの代表取締役CEOである大竹慎太郎氏が代表取締役社長CEOとして経営全般を、Exysの代表取締役である稲冨正博氏が代表取締役CCOとしてコンテンツプロデュースを手掛けていく。
大竹氏と稲冨氏がTrysの設立について、以下のコメントを寄せた。
株式会社Trys 代表取締役社長CEO 大竹慎太郎氏
「日本のアニメや漫画やゲームといったコンテンツビジネスは、世界的に見てもまだまだ大きな勝機があります。新生Trysは開発力や制作力に実績のある両社が融合して、世界に通用するコンテンツを数多く生み出す、エンタメテック時代のコンテンツカンパニーとして飛躍していきたいと思います。稲冨氏と私を中心とした経営陣にもご期待ください。」
株式会社Trys 代表取締役CCO 稲冨正博氏
「今回の合併を高揚感と共に実行できました。いよいよ時代の節目が来たなと実感できる出来事であり、これから共同経営者である大竹氏と共にスピードと市場への存在感を高め、更に世界へ存在感をアピールできるよう挑戦を続けていきたいと思います。」
企業概要
社名：株式会社Trys（英語表記：Trys,Inc.)
本社：東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル3F
事業所：福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-3 リクルート天神ビル2F
設立：2020年5月1日
資本：約297百万円
従業員数：約250名
経営陣
代表取締役社長CEO：大竹 慎太郎
代表取締役CCO： 稲冨 正博
取締役：枓（ななめ）木 大樹
取締役：西村 到
社外取締役：杉山 全功
社外取締役：松本 真尚
社外取締役：海老原 秀幸
監査役：藤井 麻莉
上段左より、枓木大樹氏、杉山全功氏、西村到氏、松本真尚氏、海老原秀幸氏前列左より、大竹慎太郎氏、稲冨正博氏
