U-NEXT、イベント中止支援で無観客興行の配信インフラの無償提供プログラムを開始

新型コロナウイルス感染症の影響でイベント中止が続いていることへの支援。決済手数料及び音楽著作権使用料を除く全売上を動画の権利保有者へ還元。

株式会社U-NEXTは、新型コロナウイルス（COVID-19）感染症の拡大防止のために無観客で興行せざるをえなくなったイベントを対象に、「無観客興行を配信するためのインフラ無償提供プログラム」を開始したことを発表した。

新型コロナウイルスの影響は、エンターテイメント業界に大きな影を落としており、いまだ解決の糸口はみえていない。

このプログラムでは、新型コロナウイルスの影響によって、無観客で開催され、映像を収録済み、または収録予定のイベントを対象に、U-NEXTが通常徴収している手数料を0円にして、決済手数料及び音楽著作権使用料を除く、全売上が権利保有者へ還元される。

これにより、販売価格が1000円の動画を例にすると、900円以上がイベント制作者に還元されることになる（クレジットカード決済を利用した場合、その他の決済方法は手数料率が大きいのでもう少し還元率が減少する）。

配信する動画の価格は、商品形態とあわせて権利保有者が設定できるだけでなく、「U-NEXT」の月額プラン利用会員でなくても動画の視聴は可能だ。

このプログラムは4月30日（木）までを対象期間としているが、状況を踏まえて期間の延長なども検討されるとのこと。