テンセントゲームズ、Huaweiと戦略的提携を発表 クラウドゲームプラットフォームを構築

テンセントゲームズ

Huaweiのプロセッサ「Kunpeng」を活用し、クラウドゲームプラットフォーム「GameMatrix」を開発。共同でイノベーションラボも設立。

中国最大手のゲーム会社であるテンセントゲームズは、通信機器メーカーHuaweiと戦略的協力覚書に署名し、Huaweiのプロセッサ「Kunpeng」の強力な計算能力を活用して、両社共同でクラウドゲームプラットフォーム「GameMatrix」を構築することと、イノベーションラボを設立することを、3月27日(金)に発表した。

テンセントゲームズ Huawei

今回の戦略提携の締結により、テンンセントゲームズは、クラウドゲーミング「GameMatrix」の共同プロジェクトにおいて、HuaweiのARMサーバー技術とネットワーク技術を用いて、高品質で低コストのモバイルクラウドゲーミングソリューションの構築ができるようになるという。

さらに、ゲームエンジンの機能やレンダリング、消費電力の最適化を進めて、新しいチップ機能やデバッグツールを共同で開発することにより、次世代のゲーム体験を創造し、ユーザーへの提供を目指す。

その他にも、AI、VR/ARなどの最先端技術連携をベースにして、ゲームシナリオへの応用や性能向上に注力することで、より新しいゲームの遊び方の創造も行なっていくとのこと。

今回の発表について、Tencent GroupのシニアバイスプレジデントであるMa Xiaoyi氏と、Huaweiの上級副社長であるHou Jinlong氏がコメントを発表した。

Tencent Group シニアバイスプレジデント Ma Xiaoyi氏
「ゲーム関連テクノロジーの継続的な開発とユーザーのゲーム体験に対する要求の高まりのを背景に、Huaweiとの戦略的協力により、共同イノベーションラボを設立し、モバイルクラウドゲームやゲームエンジン、最先端のテクノロジーなどの協力を行なうことを決定しました。その他にも、協力の方向性や両社の利点を組み合わせて次世代のゲームの製品形式を共同で探求し、プレーヤーにより良いゲーム体験を生み出すことを望んでいます。」

Huawei 上級副社長 Hou Jinlong氏
「私たちは業界パートナーと共同でイノベーションを起こし、政府や金融、通信事業者、電力、インターネット、その他の業界の顧客に、プロセッサ『Kunpeng』に基づく、フルスタックのITインフラストラクチャーとサービスを提供しています。プロセッサ『Kunpeng 920』の急増するコンピューティングパワーにより、Tencentが超大規模クラウドゲームレンダリング及びコーディングクラスターを構築して、ユーザーに優れたスムーズなゲーム体験を提供できるように支援します。Huaweiは、ゲーム開発者の大多数が『Kunpeng』コンピューティング業界のエコシステムに参加し、共同でゲーム業界の変化の新しい機会を模索することを期待しています。」

関連サイト

テンセントゲームズ公式サイト(海外サイト:中国語)
Huawei公式サイト

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