gumi、よむネコの全株式を取締役会長の國光宏尚氏に譲渡

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XRに関するデバイスの普及が想定よりも緩やかであることから、安定的な収益の創出が難しいと判断。

株式会社gumi(以下、gumi)は、3月31日に行なった取締役会において、持分法適用会社である株式会社よむネコ(以下、よむコネ)にかかわるgumiグループが保有する全株式を、gumi取締役会長である國光宏尚氏に譲渡することを決定した。

これにより、よむネコはgumiの持分法適用会社から除外されることとなった。

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gumiグループはXR領域において、連結子会社である株式会社gumi X Realityを通じて、投資や、投資を通じたコンテンツ開発を行なっており、国内外の有力企業との戦略的連携をはかることで、将来における収益基盤を構築してきた。

このなかで、よむネコでは、gumiグループとの連携によるXR領域に関するノウハウの蓄積と、VRゲーム『ソード・オブ・ガルガンチュア』の配信によるXR事業での早期収益化を目指していたが、XRに関するデバイスの普及が想定していたよりも緩やかであることなどから、現状において安定的な収益を創出することが難しい状況にあるという判断に至った。

一方、gumiグループにおいて、キャッシュフローの健全性の向上をはかるためには、モバイルオンラインゲーム事業における収益力の最大化がグループの成長のための第一優先であると考えていることから、現段階においてよむネコに対して追加投資などを行なうことは難しいと判断している。

上記の理由から、今後のキャッシュの支出を抑制するため、よむネコにかかわる株式及び資産を譲渡することがgumiグループにとって最善策であると判断したことから、株式譲渡を決定した。

株式譲渡後も、gumiグループにおいては、XR事業の早期収益化のため、引き続き国内外の有力企業と戦略的連携を継続していくとのこと。

関連サイト

株式会社gumi公式サイト
株式会社よむネコ公式サイト

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