IGポート、出版事業の増益で黒字回復 営業利益3億円 2020年5月期第3四半期決算

IGポート

映像制作事業で一部作品の収益が改善したことで黒字に。出版事業では既刊販売の好調に加え、配信サービス『マンガドア』が損益改善。

株式会社IGポート(以下、IGポート)は、2020年5月期第3四半期決算(連結)を4月10日(金)に発表。当第3四半期連結累計期間の売上高は68億4331万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は3億5047万円(前年同期は5億1705万円の営業損失)、経常利益は3億4818万円(前年同期は5億1863万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7966万円(前年同期は5億789万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)だった。

IGポート 決算

経営成績に関する説明

IGポートグループは、アニメ作品の企画、制作を行なう映像制作事業、コミック雑誌などの企画、製造、販売及び電子コミックスの配信を行なう出版事業、作品の二次利用による印税や収益分配金などを得る版権事業に取り組んでいる。

セグメント毎の業績は以下。

映像制作事業
劇場用アニメーション「サイダーのように言葉が湧き上がる」、配信用アニメーション「攻殻機動隊 SAC_2045」、テレビ用アニメーション「ハイキュー!! TO THE TOP」「けだまのゴンじろー」などの制作に関わったほか、CM用アニメーションを制作した。

CG制作費や外注費の高騰、制作期間の長期化により厳しい状況が続いているが、納品した一部作品については改善がみられた。

上記の結果、売上高は45億5569万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は1億4319万円(前年同期は5億3100万円の営業損失)となった。

出版事業
月刊誌「コミックガーデン」、コミックス『リィンカーネーションの花弁 11巻』『転生貴族の異世界冒険録 3巻』など、定期月刊誌9点、新刊コミックス・書籍81点を刊行した。

既刊コミックスは、「リィンカーネーションの花弁」「転生貴族の異世界冒険録」は、特に販売が好調だった。書店向け出版売上はほぼ前年並みだが、電子書籍売上は好調に推移している。

マンガの配信を行なう『マンガドア』の売上は増加傾向にあり、損益も改善しているが、現在は先行投資が続いている。

上記の結果、売上高は10億8186万円(前年同期比38.9%増)、営業利益は1億1608万円(同113.4%増)だった。

版権事業
「進撃の巨人」「サイコパス」「銀河英雄伝説」などを中心に、二次利用による収益分配を計上した。

将来の版権収入を獲得するために大型作品への投資を先行している一方で、前年同期と比較して映像マスター及びコンテンツ資産の減価償却費が減少した。

上記の結果、売上高は10億2585万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は2億1538万円(同496.5%増)となった。

その他
雑誌のイラスト描きやキャラクターの商品化、スマートフォン向けアプリなどにたずさわった。

上記の結果、売上高は1億7989万円(前年同期比4.7%増)、営業損失は3609万円(前年同期は366万円の営業損失)だった。

関連サイト

株式会社IGポート公式サイト
2020年5月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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