スマートフォンを中心とした開発案件の増加やヒット作『ラングリッサー』のロイヤルティ収益が業績をけん引。
株式会社エクストリーム(以下、エクストリーム)は、2020年3月期決算(連結)を5月14日(木)に発表した。当連結会計年度における売上高は71億6116万円(前期比13.9%増)、営業利益は13億7913万円(同45.9%増)、経常利益は12億9540万円(同52.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億6684万円(同72.6%増)だった。
経営成績に関する説明
エクストリームグループは、ゲームやスマートフォンアプリ、WEB、IT企業などの顧客先に、社員が常駐して技術ソリューションを提供するソリューション事業と、ゲームや各種システム開発などを請け負う受託開発事業、自社保有するゲームタイトルなどの使用許諾を行なうコンテンツプロパティ事業を展開してきた。
セグメント毎の業績は以下。
ソリューション事業
当期においては、スマートフォンを中心とした開発案件における需要が引き続き堅調に推移し、稼働プロジェクト数は5944だった。
上記の結果、売上高は35億9399万円(前期比13.8%増)、セグメント利益は8億3327万円(同21.8%増)だった。
受託開発事業
既存(保守開発)が安定的に推移したことに加え、子会社の株式会社EPARKテクノロジーズの収益が、業績に一定の貢献をした。一方、子会社の株式会社エクスラボ及びALTPLUS VIETNAM Co.,Ltd.においては損失を計上した。
上記の結果、売上高は24億4761万円(前期比4.3%増)、セグメント利益は1502万円(同74.8%減)だった。
コンテンツプロパティ事業
当期におけるコンテンツプロパティ事業では、エクストリームがライセンスを許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』のヒットが継続し、ライセンス許諾先である天津紫龍奇点互動娯楽有限公司を通じてゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した。
上記の結果、売上高は12億5275万円(前期比55.2%増)、セグメント利益は11億6691万円(同48.6%増)となった。