「WEBTOON」を展開するNaver Webtoonとの関係を強化して「LINEマンガ」のクローバル規模での拡大を目指す。株式譲渡は2020年8月上旬の予定。
LINE株式会社は5月27日に行なった取締役会において、「LINEマンガ」を展開する連結子会社LINE Digital Frontier株式会社(以下、LDF)の株式を、アメリカに本社を置くインターネットエンターテインメント会社Webtoon Entertainment Inc.(以下、WE)に譲渡することを決定した。
WEは子会社のNaver Webtoon Corpotation(以下、NWC)が韓国及びアメリカ市場で電子コミックサービス「WEBTOON」を展開しており、お互いの関係強化をはかることで、それぞれの電子コミックサービスをクローバルで拡大させることにつながるという。
今回の譲渡によって、WEはLDFの株式をすべて保有し、LINEはLDF株式の譲渡対価をWEの株式取得にあてることで全体の33.4%の株式を保有する見込みとのこと。
株式譲渡の時期は2020年8月上旬を予定しており、譲渡価格は譲渡先との守秘義務により非公開となっている。
譲渡後に関しては、LDFと「LINEマンガ」の社名やサービス名は継続して使用され、LINEグループのサービスとも密に連携をとっていき、LINEは「LINEマンガ」事業をプラットフォーム、マーケティング、人材などの面で積極的にサポートを行なっていくとのこと。
また、この株式譲渡に伴い、LINEは2020年12月期第3四半期決算において、LDFの異動による利益を計上する見込みとなっている。