【G-STAR2014】韓国選りすぐりの技術者を集めた「KOCCA」のブースをチェック!

KOCCAブース

 韓国釜山で開催されている「G-STAR2014」は、国や市から助成金をもらっている出展者のブースが多かったようだ。これは韓国がゲーム業界に力を入れていて、会場の入口から入ってすぐのところにある目につきやすい場所をはじめ、半分ほどのスペースは国や市が優先的に抑えていたようだ。
 そのなかのひとつが韓国の優秀な技術者や、めぼしい技術などを使ったゲームを紹介していた「KOCCA」だ。今回は、この「KOCCA」で出展されていて目に止まったふたつのゲームを紹介しよう。

スマートフォンと連携したブロック積みゲーム

 レゴのような穴があいている専用ボードにブロックを置くと、連動してスマートフォンやタブレットの端末の画面にも表示されるゲーム。スマートフォンに表示されたお題の通りに組むスピードを競ったり、お題を自分で作ったりとシンプルな遊びができるほか、他のアプリと連携して自分だけの動物園を作って、ブロックの上にICチップがついてるエサをあげると、画面内の動物が反応したりと、アナログのブロックとの連動が子供でも楽しく理解できるゲームだ。

 まだ開発中というこの技術は、子供の知育おもちゃとして期待されているほか、FPSの舞台となるビルをブロックで立てて、ゲーム内に反映させたり、カードゲームのキャラクターを自在に画面に表示させるなど、様々な商品が企画されているという。
 来年にまずベーシックセットが販売されるということなので、そこからの発展に期待したい。

ブロック1
▲ブロックは縦積みにしても即座に画面に反映される。また画面やボードの上のブロックをタッチすると、タッチしてないほうのブロックが光るという仕掛けもあった。

ブロック2
▲小さな子供も体験に来て、動物園ゲームを楽しそうに遊んでいた。車や電車など、男の子が好きそうなものにもすぐに切り替えられそうだ。

選抜学生が制作中のデフェンスゲーム

 韓国中から選抜された学生たちが作ったデフェンスゲーム。本拠地の四方から攻めてくる敵を、ドワーフの大工を操り、足止め、爆破するゲームだ。敵を爆弾で吹き飛ばせば良いのだが、爆弾は床に仕掛けることしかできないので、敵の動く先を予想したり、足止めをしておいて爆弾を爆破する必要がある。
 足止めするブロックや爆弾を使うにはコインが必要で、そのコインは敵を倒すと敵を爆破すると入手できるため、資金がなくならないように、ひとつの爆弾で複数の敵を爆破するなど、節約しながらプレイしなくてはならないのが楽しい。
 G-STAR2014バージョンでは、この他に敵を引き付けるビックリ箱などのアイテムもあり、今後もアイテムを増やしていく予定だそうだ。グループのなかでは、韓国国内だけでなく、他の国でも受け入れられそうとも意見があり、PC版とモバイル版両方を作った上で、なるべく広い地域でリリースを行いたいということなので、日本でのリリースも期待できそうだ。

デフェンスゲーム1
▲敵が向かってくるところにブロックを置いて足止め。

デフェンスゲーム2
▲爆破ブロックで敵を吹き飛ばす。爆破で吹き飛ばしたときに爽快感が心地よい。

デフェンスゲーム3
▲面が進むと、敵の数が増えて、各方面で忙しく対処をしなくてはならなくなる。