『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』が利益に大きく貢献。「Z/X」は新システム搭載で前年を大きく上回る。
株式会社ブロッコリー(以下、ブロッコリー)は、令和3年2月期第1四半期決算短信(非連結)を7月10日(金)に発表。当第1四半期累計期間の売上高は12億7500万円(前年同期比0.4%減)、営業利益2億4300万円(同294.5%増)、経常利益2億5200万円(同316.3%増)、四半期純利益1億7300万円(同313.2%増)となった。
経営成績に関する説明
当第1四半期累計期間における「うたの☆プリンスさまっ♪」については、2019年6月に公開された『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム(製作委員会運営)』の収益配分が、当第1四半期にすべて行なわれたことで、売上高と売上総利益に大きく寄与した。
関連グッズについては、2020年2月から開催のイベント『うたの☆プリンスさまっ♪「Another World~WHITE&BLACK~」』が2月末にて会期途中で終了になったことに加えて、次の10周年記念企画の発表を控えた時期となってしまい、前年同期を下回って推移した。
2020年7月からは、10周年を記念してスペシャルコンセプトショップ「All Star Shop」を、感染予防及び拡散防止措置を講じることを前提に原宿や名古屋、大阪、福岡で開催する予定だ。
関連ゲームソフトでは、Nintendo Switchソフト第2弾『うたの☆プリンスさまっ♪Amazing Aria&Sweet Serenade LOVE for Nintendo Switch』を5月に発売したところ、売上高及び売上総利益ともに好調な結果となったが、ゲームアプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』の売上は、前年同期を下回って推移した。
関連CD、『うたの☆プリンスさまっ♪「Another World~WHITE&BLACK~」』のテーマソングを4月に発売し、前年同期を大きく上回る収益となった。
他社ライセンスグッズについては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、他社開催のライブイベントなどが延期または中止となったことで、売上高と売上総利益ともに前年同期を下回る結果になった。他社ライセンスフィギュアは、生産委託先の中国工場の再稼働に伴い、順調に入荷した結果、好調な売上高と売上総利益を確保することができた。
トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-」に関しては、4月に発売したブースターパック『異界探訪編 夢装<イデアライズ>』より新システムを搭載し、5月に竜の巫女たちに新システムを搭載したエクストラパック『もえ ♡ ドラ』を発売したことで、ユーザーの人気を集め、前年を大きく上回る売上高と売上総利益になった。
関連サイト
株式会社ブロッコリー公式サイト
令和3年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年2月期第1四半期決算補足説明資料