ヴィレヴァン、新型コロナウイルスの影響による店舗休業で赤字 営業損失2.8億円 2020年5月期決算

ヴィレヴァン

緊急事態宣言の発令により全国で250店舗を休業。仕入れのコントロールや、アウトレットでの在庫消化に取り組むも売上減にともなって利益減。

株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(以下、ヴィレヴァン)は、2020年5月期決算短信(連結)を7月13日(水)に発表した。当期連結経営成績は、売上高292億6700万円(前期比13.6%減)、営業損失2億8600万円(前期は営業利益4億4700万円)、経営損失3億800万円(前期は経常利益4億4200万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億1800万円(前期は親会社株主に帰属する純利益1億8800万円)だった。

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経営成績に関する説明

ヴィレヴァングループは消費者の健康を守り、安心できる店舗運営ができるよう、店舗内にソーシャルディスタンスを促すシールの設置や、レジ前にビニールカーテンを設けるなど、さまざまな防止策を開始した。

また、ライブ配信や、オンラインでのコラボグッズ販売など、自宅にいても楽しめる新しいヴィレッジヴァンガードの形を模索し、事業活動を行なっている。

ヴィレヴァン 感染防止対策

セグメント毎の業績は以下。

ヴィレッジヴァンガード
ヴィレッジヴァンガードは、消費者に買い物を楽しんでもらうため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指している。

各店舗では、書籍やSPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)、食品、アパレルなどの商材を融合させ、店舗独自の「提案」を展開。主な業態店舗としては「遊べる本屋」からコトも含めて取り扱い分野を広げた「ヴィレッジヴァンガード」、大人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、アウトレット業態「VintageVanguard」などを展開している。

当期の経営成績について、売上高は286億4500万円(前期比13.5%減)となった。売上総利益は、仕入のコントロールやアウトレット店舗での在庫の消化に継続的に取り組んだものの、売上の減少により107億630万円(前期比13.3%減)となった。

店舗については、直営店11店を新規出店し、直営店13店、FC店1店を閉鎖したことで、当期の店舗数は、直営店338店、FC店5店の合計343店となった。

ヴィレヴァン 出店

その他
株式会社Village Vanguard Webbedは、オンラインでの書籍、SPICE、ニューメディアの販売を行なっている。

取扱商品としては、クリエーターが作成した商品、アーティストとのコラボ商品などを多く取り扱い、面白味のある商品を多数扱っている。

また、海外事業として、海外子会社が2社あるが、比利缇卡(上海)商贸有限公司については、2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDについても2017年6月末をもって店舗を閉鎖、これから会社清算へ向けた手続を順次進めていく。

子会社(株式会社Village Vanguard Webbed及び海外子会社2社)の当連結会計年度の業績については、売上高は9億400万円(前期比4.5%増)、営業利益は1300万円となった。

関連サイト

株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション公式サイト
2020年5月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月期決算説明資料

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