ドリコム、ゲーム事業の好調で過去最高の営業利益を更新 営業利益6億円 2021年3月期第1四半期決算

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enzaタイトルや既存ゲームの周年イベントの好調、主力IPゲームの貢献で利益が大きく増加。過去最高の営業利益、経常利益、四半期純利益を記録。

株式会社ドリコム(以下、ドリコム)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を7月30日(木)に発表。当第1四半期連結累計期間の売上高は33億319万円(前年同期比46.6%増)、営業利益は6億2377万円(同386.4%増)、経常利益は6億906万円(同301.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億6700万円(同282.4%増)となった。

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経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間においては、2018年4月にリリースされたenzaタイトル及び2014年5月にリリースされたIPゲームアプリがそれぞれ2周年、6周年を迎え、周年イベントを追い風に好調に推移した。

その他にも、『ぼくとドラゴン』や『ダービースタリオン マスターズ』などの主力IPゲームタイトルが引き続き堅調に推移した。

これらの好調な推移に加えて、前期中に新しくリリースしたタイトルや、譲受により運用タイトルが増加したことから、売上高は前年同期比で増加した。

一方の費用については、運用タイトルの増加に伴う運用費の増加や、前年同期に開発中だったゲームタイトルが前期中にリリースされたことで資産計上額が減少したことから、前年同期比で増加した。

利益については、売上高の伸長が費用の増加を上回ったことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも前年同期比で増加した。

セグメント毎の業績は以下。

ゲーム事業
他社IPゲームについては、注力タイトルである2014年5月にリリースしたIPゲームアプリが5月にリリース6周年を迎えた他、2018年4月にリリースした「enza」タイトルが2周年を迎え、ユーザーの強い支持のもと、経年を感じさせない好調な推移となった。

また、『ぼくとドラゴン』や『ダービースタリオン マスターズ』など、主力IPゲームタイトルも引き続き堅調に推移した。

これらの好調に加えて、前年同期比で運用本数が増加したことから、売上高が前年同期比で大きく増加した。

利益については、運用タイトル数の増加や開発タイトルの減少による資産計上額の減少から、前年同期比で費用は増えたが、売上高の増加が上回ったことで、前年同期比で利益が増加した。

上記の結果、セグメント売上高は32億4179万円(前年同期比48.6%増)、セグメント利益は7億1485万円(同253.35増)となった。

メディア事業
広告代理業務のほか、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である「DRIP(Drecom Invention Project)」のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム「AROW」など、インターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねてきた。

しかしながら、広告代理業務の売上高の減少に加え、多くの新規サービスが事業開発段階にあることから費用先行が続いた。

上記の結果、セグメント売上高は6139万円(前年同期比15.6%減)、セグメント損失は9108万円(前年同期はセグメント損失7408万円)となった。

関連サイト

株式会社ドリコム公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明会資料

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