CRI・ミドルウェア、新型コロナウイルスの影響で収益化に遅れが発生 営業利益1.8億円 2020年9月期第3四半期決算

CRI・ミドルウェア

ゲーム事業は国内スマホ向けや海外向けライセンス販売が好調。エンタープライズ事業でも大型案件に加えて、動画向けの新規事業が好調。

株式会社CRI・ミドルウェア(以下、CRI・ミドルウェア)は、2020年9月期第3四半期決算短信(連結)を8月6日(木)に発表した。当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高14億6670万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は1億8839万(同16.9%減)、経常利益は1億9582万円(同15.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億9120万円(同21.4%増)となった。

CRI・ミドルウェア 決算 CRI・ミドルウェア ポイント CRI・ミドルウェア セグメント

経営成績に関する説明

ゲーム事業
自社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」のライセンス売上については、国内大手顧客向け一括契約が減少したが、国内スマホ向けや海外向けが好調に推移した。

子会社の株式会社ウェブテクノロジの画像最適化ソリューションも堅調に推移したことで、事業を拡大した。

ウェブテクノロジ

また、第1四半期連結累計期間より、音響制作を行なう株式会社ツーファイブを、新しく連結範囲に含めている。

ツーファイブ

上記の結果、売上高は9億9655万円(前年同期比21.6%増)、セグメント利益は1億8531万(同15.8%減)となった。

CRI・ミドルウェア決算ゲーム事業

エンタープライズ事業
組込み分野はネットワーク組込みシステムの大型案件が好調だったことに加え、新規分野においてもWeb動画ミドルウェア及び動画向けソリューションが好調に推移した。

一方で、医療・ヘルスケア分野で予定していた売上計上が第4四半期にスライドした。

上記の結果、売上高は4億7014万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益は308万円(同53.4%減)となった。

CRI・ミドルウェア EP事業

関連サイト

株式会社CRI・ミドルウェア公式サイト
2020年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年9月期第3四半期決算補足説明資料

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