三洋堂HD、巣ごもり需要によるゲームや古本の売上増加で黒字回復 営業利益1.6億円 2021年3月期第1四半期決算

三洋堂ホールディングス

新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要から書籍、テレビゲーム、古本部門の売上が増加。

株式会社三洋堂ホールディングス(以下、三洋堂HD)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月11日(火)に発表した。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高51億9500万円(前年同期比9.5%増)、営業利益1億6600万円(前年同期は営業損失4800万円)、経常利益1億8200万円(前年同期は経常損失3100万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億7200万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失5000万円)だった。

三洋堂HD決算

経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する政府及び自治体による各種要請にもとづき、店舗の営業時間の短縮やフィットネス部門の休業などを行なうとともに、利用者や従業員の健康と安全を確保するため、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保、レジ前のビニールシートの設置など、安全に配慮しながら、商品並びにサービスを提供してきた。

当四半期は、学校の休校や外出自粛要請などにより、自宅で過ごす時間の増加による巣ごもり需要から、書店部門やテレビゲーム部門、古本部門などの需要が増加した。

また、当四半期には、大垣バロー店(岐阜県大垣市)の移転を行ない、榛原店を閉店したことから、当第1四半期連結会計期間末時点の運営店舗は、76店舗3校となった。

主要な部門の売上高は、書店部門34億1200万円、文具・雑貨・食品部門5億1900万円、セルAV部門22億1100万円、テレビゲーム部門2億800万円、古本部門1億9700万円、レンタル部門5億3000万円、新規事業部門4500万円だった。

増収部門としては、書店部門が15.8%増、文具・雑貨・食品部門が7.1%増、テレビゲーム部門が67.2%増、古本部門が25.6%増、レンタル部門が3.3%増になり、巣ごもり需要や好調なコミックスの影響などで、増収となった。

関連サイト

株式会社三洋堂ホールディングス公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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