GMOメディア、新型コロナウイルスの影響による広告単価の下落で赤字に 営業損失8800万円 2020年12月期第2四半期決算

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、広告主の出稿控えや単価の下落などにより業績が低調に推移。

GMOメディア株式会社(以下、GMOメディア)は、2020年12月期第2四半期決算短信(連結)を8月7日(金)に発表した。当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高21億8700万円、営業損失8800万円、経常損失8800万円、親会社株主に帰属する四半期純損失7700万円だった。

GMOメディア 決算

GMOメディアでは、2019年12月期第1四半期は非連結での業績を開示していたが、2020年12月期第1四半期から連結業績を開示しているため、2019年第2四半期の実績及び対前年同期の増減率は記載していない。

GMOメディア 決算ハイライト

経営成績に関する説明

GMOメディアは、経営リソースの選択と集中を進めるため、前期より引き続き、自社及びパートナーサイトにおけるアフィリエイト広告の強化、5G時代へ向けたHTML5ゲームプラットフォーム強化、プログラミング教育ポータル強化、お得なEC体験を提供するクーポン事業強化の4つの成長の柱を掲げ、事業成長に取り組んできた。

レストランなどの店舗やプログラミング教室の利用などリアルな人の移動に伴う事業に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、6月から回復しつつあるものの、依然として弱含みに推移しているとのこと。

また、経済活動の停滞による広告出稿控えの影響から、広告単価についても依然として低調に推移している。

GMOメディア コロナ

メディア事業の収益構造を多様化させるため、4の成長の柱にそって戦略的に投資を進める方針は変わらないが、投資のタイミングや内容については、新型コロナウイルス感染症の影響を注視しながら、慎重かつ積極的に進めていく予定だ。

セグメント毎の業績は以下。

メディア事業
新型コロナウイルス感染症の影響により、リアルな人の移動を伴う事業の萎縮と広告単価下落の影響が発生した。

また、プログラミング教育ポータルサイト「コエテコ」への継続的な投資に加えて、美容医療のチケット購入サイト「キレイパス」についてもプロモーションのための投資を行なった。

上記の結果、売上高は16億4300万円、営業損失は8400万円となった。

GMOメディア メディア事業

その他メディア支援事業
新型コロナウイルス感染症の影響により、一部業種の広告主による広告出稿控えがあった。

上記の結果、の売上高は5億4300万円、営業損失は300万円となった。

関連サイト

GMOメディア株式会社公式サイト
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第2四半期決算説明資料