NexTone、音楽配信のニーズ拡大で主力の著作権等管理事業が好調 営業利益1.2億円 2021年3月期第1四半期決算

NexTone

著作権使用料徴収額などの売上が増加。キャスティング事業では、新型コロナウイルス拡大にともなうイベント開催の見送りで損失を計上。

株式会社NexTone(以下、NexTone)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月7日(金)に発表した。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高12億9423万円、営業利益1億2110万円、経常利益1億2104万円、親会社株主に帰属する四半期純利益8258万円だった。

NexTone 決算

NexToneは2020年3月期第1四半期において、四半期連結財務諸表を作成していないことから、2020年3月期第1四半期の数値及び対前年同期増減率、2021年3月期第1四半期の対前年同期増減率は記載していない。

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経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間は、「権利者に選ばれ、利用者から支持される著作権管理事業者となる。」という経営理念のもと、営業活動の強化による新規取引先の獲得、既存取引先における取引範囲拡大による取引金額の増加、著作権等管理事業のシステム化促進による業務の効率化と安定化に取り組んできた。

また、「著作権等管理事業(著作権管理業務及びデジタルコンテンツディストリビューション業務)」「キャスティング事業」の各部門間での情報共有と営業連携を加速させ、管理楽曲や取扱原盤の利用を促進するなど、取引先に最適なソリューションを提供し続けることで、持続的な成長を目指している。

セグメント毎の業績は以下。

著作権等管理事業
ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長に加え、管理楽曲や取扱原盤の獲得が進み、著作権使用料徴収額とデジタルコンテンツディストリビューション業務の売上が増加した。

当事業では新型コロナウイルス感染症の拡大による影響はほぼない。

上記の結果、売上高は12億6833万円、営業利益は2億7141万円となった。

キャスティング事業
新型コロナウイルス感染症拡大防止の要請や緊急事態宣言の発令を受けて、数多くのイベントやライブ、コンサートなどの開催延期や中止により、取り扱い予定だったライブビューイング案件、ライブ協賛企画案件の実施が見送られた。

上記の結果、売上高は370万円、営業損失は740万円となった。

経営成績に関する説明

株式会社NexTone公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明資料

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