カヤック、第2四半期売上で過去最高を達成 営業利益約3億円 2020年12月期第2四半期決算

カヤック

ハイパーカジュアルゲーム『Park Master』の好調に加えて、ソーシャルゲームの収益性改善で利益率が向上。

株式会社カヤック(以下、カヤック)は、2020年12月期第2四半期決算短信(連結)を8月13日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は42億77万円(前年同期比38.8%増)、営業利益は2億9379万円(前年同期は営業損失2億8061万円)、経常利益は2億9957万円(前年同期は経常損失3億665万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億8946万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億4360万円)だった。

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経営成績に関する説明

カヤックグループは、より多くのユーザーに楽しんでもらえる良質なデジタルコンテンツを提供している。その中でも、クライアントワーク、ゲーム、ゲームコミュニティ、ちいき資本主義の4つを主要サービスとして、相互にシナジーをはかりながら事業を進め、その他サービスとして、SNSブライダルプラットフォームなどの新規サービスの開発及び投資を行なっている。

セグメント毎の業績は以下。

クライアントワーク
新しい技術とアイデアに挑戦し、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験を提供することで、クライアントのマーケティングやブランディングに資する広告を提供している。

スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあり、企画力や技術力をもとに、クライアントの新製品開発を支援する領域にも進出している。

上記の結果、売上高は9億7724万円(前年同期比3.4%減)となった。

カヤック クライアントワーク

ゲーム
『ぼくらの甲子園!ポケット』や『キン肉マン マッスルショット』、ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』が売上高の大部分を占めている。

2019年4月にリリースした『進撃の巨人 TACTICS』が当初の想定よりも弱含みで推移したことから、2020年8月31日に全サービスを終了することを決定した。一方、『Park Master』については、ダウンロード数が全世界で5000万を超え、好調に推移している。

株式会社カヤックアキバスタジオでの受託ゲーム開発も拡大基調にある。

上記の結果、売上高は20億1071万円(前年同期比79.9%増)となった。

カヤック ゲーム

ゲームコミュニティ
ゲームファンに向けた一連のコミュニティサービスを展開しており、ウェルプレイド株式会社のesports事業、スマートフォンゲームに特化したコミュニティの「Lobi」、トーナメントプラットフォームの「Tonamel(トナメル)」が売上高の大部分を占めている。

当第2四半期連結累計期間におけるTonamelの大会開催数は、前四半期比231%増の1722件となり、過去最高を更新した。

上記の結果、売上高は6億9961万円(前年同期比44.1%増)となった。

カヤック ゲームコミュニティ

ちいき資本主義
地方公共団体や地域企業に対して、まちづくりに関するコンテンツの開発とサービスを提供している。

移住プラットフォームサービスの「SMOUT」、通貨コミュニティサービスの「まちのコイン」、地域プロモーションの受託、鎌倉市内で展開するまちづくり事業などのサービスが売上高の大部分を占めている。

上記の結果、売上高は1億6632万円(前年同期比280.9%増)となった。

カヤック ちいき資本主義

その他サービス
ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で売上が低迷している。

同じく、子会社で展開する不動産やマリンスポーツなどのサービスも軟調に推移する結果となった。

上記の結果、売上高は3億4687万円(前年同期比5.6%減)だった。

カヤック その他

関連サイト

株式会社カヤック公式サイト
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第2四半期決算説明会資料

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