ビーグリー、主力サービス「まんが王国」の売上拡大で営業利益5.6億円 2020年12月期第2四半期決算

ビーグリー

オリジナルコンテンツ配信や各種キャンペーンの実施で会員数増。スマートフォン向けゲーム『RenCa:A/N』の開発運営を8月から自社に移管。

株式会社ビーグリー(以下、ビーグリー)は、2020年12月期第2四半期決算短信(非連結)を8月14日(金)に発表した。当第2四半期累計期間の売上高は55億2469万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は5億6477万円(同97.3%増)、経常利益は5億6654万円(同98.9%増)、四半期純利益は2億6131万円(同54.6%増)となった。

ビーグリー 決算

経営成績に関する説明

電子書籍ビジネスの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、オリジナルコンテンツや独占先行配信作品を含むオリジナルレーベルの配信によってコンテンツの差別化を推進している。2020年4月には株式会社講談社との共同プロジェクト作品として「まんが王国」で独占先行配信中のマンガ「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」がドラマ化され、読売テレビ・日本テレビ系で放映された。

「まんが王国」のサイト内では、ポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大45%還元される新ポイントプログラムを開始するとともに各種キャンペーンを実施するなど、お得感の訴求や幅広いユーザー層獲得に向けた販売促進活動を積極的に行なった。それにより、第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で「お得感No.1(最もお得に感じるサービス第1位)」を獲得した。7月には、会員登録数が400万人を突破し、継続的に成長している。

無料マンガアプリ「コミックevery」では、新作から旧作までの幅広い品揃えにより、基本無料で読める作品数を1600作品、49000話以上に拡大した。4月には、毎日無料で1話ずつ読み進められる新機能“毎日無料”を開始し、利用者により多くの作品を継続的に楽しんでもらえるよう、サービスの改善に取り組んでいる。

電子小説サービス「ノベルバ」では、4月に株式会社ぶんか社のBKブックスを配信するなど、投稿作品だけでなく商業作品の許諾獲得にも注力し、幅広いジャンルでのコンテンツ拡充を進めている。さらに、最優秀賞に株式会社竹書房での書籍化を確約した「恋愛小説コンテスト」を、株式会社パブリッシングリンクと共同で開催し、サイトの活性化をはかるとともに、作家デビュー支援を行なった。

ゲームビジネスにおいては、スマートフォン向け絆体感ゲーム『RenCa:A/N(レンカ アルバニグル)』において、アプリ内でのメインストーリーの追加、イベントの実施などのコンテンツ拡充を進めるとともに、東京や大阪でコラボカフェを開催した。また、同ゲームについては、サービス改善をより迅速に行なうため、2020年8月から、開発、運営、配信をビーグリーで行なうことになった。

関連サイト

株式会社ビーグリー公式サイト
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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