一二三書房との連携を強化し、グループ一体経営に基づく両社の事業戦略の策定や、経営資源の最適配分などが目的。
株式会社エディア(以下、エディア)は、2020年8月14日開催の取締役会において、2020年10月1日を効力発生日に、連結子会社の株式会社一二三書房(以下、一二三書房)を完全子会社とする株式交換を行なうことを決議し、株式交換契約を締結したことを発表した。
エディアは、2018年8月に一二三書房を子会社化して以降、グループ内のコアコンピテンスをいかして、エディアの得意とするライトノベルやアニメ、ゲーム関連の出版サービス、各種グッズサービス、ゲーム素材制作受託などのサービス拡大に注力してきた。
2018年12月には、株式会社SANKYOとの共同コミックレーベル「コミックポルカ」を立ち上げ、現在は、電子書籍市場の拡大に伴って、コミックを含めた電子書籍サービスが堅調に推移している。
そのなかで、エディアグループは一二三書房とグループとしてのシナジー効果を発揮してきたが、本株式交換により、一二三書房へのガバナンスをより一層強化することに加え、連携をさらに強化し、グループ一体経営に基づく両社の事業戦略策定と、経営資源の最適配分を実現する。
それにより、今後も拡大が見込まれている電子書籍市場におけるビジネスモデルの進化への機動的な対応やシェア獲得によるグループ収益力の強化、企業価値向上と飛躍に向けて邁進していくとのこと。
また、グループ全体のタックスマネジメントの観点から、グループ全体でのキャッシュ・フローの改善と繰越欠損金の利用をはかるため、連結納税制度の導入を検討していく。