売上高1兆7500億円のうち34%がオンラインゲーム。新型コロナウイルスの影響によるロックダウンなどによる巣ごもり需要でゲームのプレイ時間やMAUが大きく増加。
中国大手企業のテンセントは2020年第2四半期決算を8月12日(水)に発表した。
2020年第2四半期決算(四半期)のTotal revenues(売上高合計)は1148億8300万人民元 (約1兆7462億円、前年同期比29%増)、Operating profit(営業利益)は376億2900万人民元(約5719億円、同38%増)、Profit attributable to equity holders of the Company (親会社に帰属する四半期純利益)は301億5300万人民元(約4583億円、同28%増)だった。
売上高の割合については、ソーシャルネットサービスが23%、オンラインゲームが34%、オンライン広告が16%、フィンテック及びビジネスサービスが26%とのこと。
当期のテンセントにおけるオンラインゲーム事業については、中国におけるユーザーのスマートフォンゲームのプレイ時間は前年比で増加したが、季節性などの要因から前四半期と比べて減少した。
主力ゲーム『Honor of Kings(王者栄耀)』では、毎年開催しているゲーム内イベントGive Me Five festivalにより、多くのゲームスキンなどを配信したことでユーザーのエンゲージメントを高めることができたとのこと。
シューティングゲーム『Peacekeeper Elite』はサービス開始から1周年を迎え、新しいコンテンツやゲームモードで競争力が味わえるゲーム体験を強化した。
海外事業では、新ゲームのリリースや巣ごもり需要によってゲームのプレイ時間が長くなったことでMAUが前年比及び前四半期比で大きく増加した。
子会社であるRiot Gamesにおいては、FPS『Valorant』を配信した他、デジタルトレーディングカードゲーム『Legends of Runeterra』、MMORPG『コード:ドラゴンブラッド』などをリリースした。このなかでは『Valorant』が最も人気を集め、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」において、2020年第2四半期期間中に世界中で最も視聴されたゲームタイトルとなった。
(1元=15.2円で計算)
関連サイト
テンセント公式サイト(海外サイト:英語)