アクセルマーク、広告事業の好調で増収増益 営業損失768万円 2021年9月期第3四半期決算短信

中小企業向けeコマース販売促進サービス「ECMARK」が伸長。過去最高の四半期売上高を更新。

アクセルマーク株式会社(以下、アクセルマーク)が2021年9月期第3四半期決算短信(非連結)を8月6日に発表した。当第3四半期累計期間の業績は、売上高19億6006万8000円、営業損失768万8000円、経常利益2102万1000円、四半期純利益5882万5000円となった。

アクセルマーク2021年9月期第3四半期決算

経営成績に関する説明

アクセルマークは、当第3四半期会計期間において、前事業年度より進めてきた事業構造転換によるコスト抑制効果および主力事業である広告事業がコロナ禍による影響を受けつつも広告業界におけるデジタル化に伴う広告需要を取り込み前四半期に引き続き四半期会計期間として営業黒字を実現した。

また、仮想通貨相場の変動により、アクセルマークが保有する仮想通貨などにかかる仮想通貨評価益を営業外収益として計上および第2回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第23回新株予約権の発行に係る払込みについては、金銭による払込みにかえて、第1回無担保転換社債型新株予約権付社債が出資されたため、発行価額の差額を社債償還益として特別利益に計上している。

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なお、アクセルマークは当事業年度より非連結決算へ移行しており、前年同期比は記載していない。

各セグメントの業績は、次のとおり。

広告事業
広告事業の売上高は19億2959万円、セグメント利益は9035万9000円となった。

アドネットワーク「ADroute」は、引き続きコロナ禍におけるインターネット利用時間の増大に伴うデジタルコンテンツの消費が促進されたこと等により、堅調に推移している。

運用代行サービス「トレーディングデスク」は、営業強化による新規大型案件の受注およびコロナ禍におけるEC関連サービスの利用拡大に伴う広告需要を取り込み、過去最高の四半期売上高を更新している。

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その他事業
その他事業の売上高は3047万7000円、セグメント損失は1673万1000円となった。

その他事業では、ブロックチェーンゲームの配信などのほか、今まで様々なサービスを開発、運営してきた実績をいかして他社サービスのシステム開発を受託しており、新しい取り組みとして、これまでの広告事業で培ったシステム開発力をいかしてアドネットワーク「ADroute」のOEM開発を受注している。

なお、当セグメントは前事業年度の事業構造の転換などにより事業内容が変更となったことに伴い当事業年度より報告を開始している。

関連リンク

アクセルマーク株式会社
2021年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年9月期第3四半期決算説明会資料