ボルテージ、海外女性向けや男性向けアプリの売上増も営業損失8900万円 2019年6月期第1四半期決算

ボルテージ

「日本語女性向け」の売上減も、「男性向け」アプリの売上が大幅に増加。広告宣伝費やシステム外注費の減少により赤字幅が減少。

株式会社ボルテージ(以下、ボルテージ)は、2019年6月期第1四半期決算を11月8日に発表した。当期の連結経営成績については、売上高は18億2700万円(前年同期比2.1%減)、営業損失は8900万円、経常損失は9200万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は9900万円だった。

決算

経営成績に関する説明

ボルテージグループは、「日本語女性向け」「英語女性向け」「その他」の3区分で事業を運営していたが、「その他」に含まれる「男性向け」の収益規模拡大、IP展開を積極的に行なう方針にあわせ、当第1四半期連結会計期間から「日本語女性向け」「英語女性向け」「男性向け」「IP展開」の4区分で事業を運営する。

当期の連結累計期間の売上については、「英語女性向け」と「IP展開」が増加し、「男性向け」が大幅に増加。一方で「日本語女性向け」が大幅に減少した。

費用については、前年同期にテレビCMを出稿した反動により広告宣伝費が大幅に減少し、採用抑制に伴う人員減による労務費の大幅な減少や、配信停止タイトル増に伴う制作とシステム外注費の減少により、全体として大幅に減少した。

以上の結果、売上高は18億2701万円(前年同期比2.1%減)、営業損失は8960万円(前年同期は営業損失5億2383万円)、経常損失は9235万円(同 経常損失5億2650万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は9952万円(同 親会社株主に帰属する四半期純損失3億9230万円)だった。

セグメント毎の業績は以下。

日本語女性向け
ターゲットを、好きなゲームをタイトに楽しむ「カジュアル」、カジュアルとコアの間に位置する「カジュコア」、好きなゲームに没頭、熱狂し、グッズやイベント熱も高い「コア」に、ユーザー層を区分して展開。

「コア」が若干増加したが、「カジュアル」と「カジュコア」が減少したことで、売上高は10億8930万円(前年同期比20.8%減)となった。

英語女性向け
英語女性向けは、日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳した海外市場向けコンテンツで、1つのアプリ内で複数のタイトルが楽しめる読み物アプリの「Love365」、SFスタジオ(米国サンフランシスコにある連結子会社)で海外市場向けに制作した読み物アプリの「Lovestruck」などが該当する。

主に「Lovestruck」が増加したことで、売上高は4億6142万円(前年同期比6.5%増)となった。

男性向け
『六本木サディスティックナイト』が大幅に増加したことで、売上高は2億6398万円(前年同期比435.4%増)なった。

IP展開
VR・AR技術を用いたコンテンツや、イベント、グッズ、映像・音楽などアプリ外の展開が該当する。

主にイベントとグッズが増加したことで、売上高は1230万円(前年同期比45.9%増)となった。

関連サイト

株式会社ボルテージ公式サイト
2019年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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