ハピネット、コンビニ向け商材やビデオゲーム関連商品の好調で収益増 営業利益19億円 2021年3月期第2四半期決算

ハピネット

バンダイの「一番くじ」や「鬼滅の刃」関連商品をはじめ、『あつまれ どうぶつの森』のゲームアクセサリーなどの販売好調が業績に貢献。

株式会社ハピネット(以下、ハピネット)は、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を11月12日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は1113億4000円(前年同期比8.1%増)、営業利益は19億4800万円(同21.4%増)、経常利益は20億2300万円(同28.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億6000円(同65.0%増)だった。

ハピネット 決算 ハピネット 損益計算書

経営成績に関する説明

玩具事業
玩具事業については、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品や「鬼滅の刃」関連商品などのコンビニエンスストア向け商材が好調だったことに加えて、2019年11月1日付けで株式会社イリサワを子会社化し、模型玩具卸売事業に参入したことで、売上高が前年同期を上回った。

利益面についても、適正在庫の維持につとめ、在庫の評価損失が減少したことから、前年同期を上回った。

上記の結果、売上高は398億1800万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は11億7400万円(同65.5%増)だった。

映像音楽事業
米津玄師のアルバム「STRAY SHEEP」や、独占流通のアニメ「プリンセスコネクト! Re:Dive」のパッケージなど、一部ヒット商品に恵まれたが、外出自粛による配信サービスの普及加速や新譜の発売延期などの影響を受けた第1四半期までの落ち込みをカバーするに至らず、売上高及び利益面ともに低調な結果となった。

上記の結果、売上高は306億1100万円(前年同期比12.3%減)、セグメント利益は4億9500万円(同11.3%減)となった。

ビデオゲーム事業
巣ごもり需要により、Nintendo Switch関連のハード商品や、『あつまれ どうぶつの森』などの関連ソフトが依然好調に推移していることと、ハピネットオリジナルのゲームアクセサリーの販売が増加したことで、売上高、利益面共に前年同期を大幅に上回った。

上記の結果、売上高は334億400万円(前年同期比57.4%増)、セグメント利益は5億9600万円(同243.2%増)となった。

アミューズメント事業
外出自粛やハピネットグループの取引先である商業施設の休業と営業時間短縮が緩和され、市場環境は段階的に回復しているものの、第1四半期までの落ち込みをカバーするに至らず、インバウンド需要の低下などの影響もあり、売上高と利益が前年同期比で減少した。

上記の結果、売上高は75億500万円(前年同期比25.5%減) 、セグメント利益は2億8600万円(同63.8%減)だった。

関連サイト

株式会社ハピネット公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第2四半期決算説明資料

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