ワンダーコーポレーション、ゲームや本の販売好調もその他事業で苦戦 営業利益4.2億円 2021年3月期第2四半期決算

ワンダーコーポレーション

コロナ禍によるイベントの中止や延期で苦戦も、ゲームソフトや本などの巣ごもり商材の販売好調が業績をけん引。

株式会社ワンダーコーポレーション(以下、ワンダーコーポレーション)は、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を11月12日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間における売上高は275億6500万円(前年同期比8.0%減)、営業利益4億2500万円(同8.3%減)、経常利益4億5200万円(同4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億6900万円(同46.2%減)となった。

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経営成績に関する説明

ワンダーコーポレーショングループの当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、WonderGOO事業が54店舗(内、FC7店舗)、WonderREX事業が41店舗(内、FC2店舗)、TSUTAYA事業が79店舗、新星堂事業が71店舗、その他事業が24店舗で、合計269店舗となった。

WonderGOO事業
不採算部門の撤退縮小や収益力の高い事業の導入など、構造改革により収益を大幅に改善した。

また、新型コロナウイルス感染症の影響により、ゲームソフトや本などの巣ごもり商材の需要が高まったことや、人気コミックス作品と関連商品の需要の急騰などの寄与も重なったことから、業績は好調に推移した。

今後も引き続き時代のニーズへの対応と、店舗収益力の向上を目的に様々なアクションを行なっていく。

WonderREX事業
新型コロナウイルス感染症の拡大により常態化した外出自粛などの影響から、リユース事業の主力であるブランド宝飾品や服飾品などの販売が低調に推移したことで、厳しい状況になっている。

2019年から都心の大型商業施設を中心に出店してきたブランドリユース専門店については、緊急事態宣言の解除以降、客足とともに業績は回復しつつある。

また、低投資で買取に特化した新業態リユース店舗「買取王REXT」を6店舗出店し、買取鑑定会イベントや一軒丸ごと買取、出張買取など、従来の店舗への持込以外の買取窓口を拡げるための施策を講じてきた。

今後も、利用者の様々なニーズに応えるため、非対面分野への取り組みと買取訴求の強化を推進する。

TSUTAYA事業
感染症拡大の影響により、ゲームなどのパッケージ商材、本、映像・音楽レンタルなどの巣ごもり商材への需要が高まったことから堅調に推移した。

その一方で、アフターコロナを見据えて、映像・音楽レンタル中心の事業構造から転換するため、不採算店舗の閉店やトレーディングカード専門店「バトロコ」の出店など、収益改善に取り組んでいる。

新星堂事業
イベントの中止や縮小などにより、非常に厳しい状況で推移した。

一方で、インターネットサイン会やオンライントークイベント、ドライブインシアターなど情勢に応じたイベントを行ない、今後についても、新しいイベント形態を確立し、収益の向上に取り組んでいく。

関連サイト

株式会社ワンダーコーポレーション公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第2四半期決算説明補足資料

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