エクストリーム、『ラングリッサー』のロイヤリティ収益半減で営業利益は45%減の6億円 2021年3月期第3四半期決算

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ソリューション事業は不採算プロジェクトの見直しで利益率が向上。アプリ『ラングリッサー』は利用者数と課金者数の減少で減収減益。

株式会社エクストリームは、2021年3月期第3四半期決算短信(連結)を2月15日(金)に発表した。当第3四半期連結累計期間における売上高は、46億4506万円(前年同期比13.1%減)、営業利益は6億894万円(同45.2%減)、経常利益は5億6989万円(同43.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億6510万円(同51.1%減)だった。

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経営成績に関する説明

ソリューション事業
当第3四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が一巡し、主にゲーム等のエンターテインメント系顧客において新規受注が回復するとともに、既存案件の継続も順調に推移した。

稼働単価に関しては、当期より取り組んでいる不採算プロジェクトの見直しなどの施策が引き続き奏功したことで、セグメント利益率が向上した。

稼働プロジェクト数は4356(前年同期稼働プロジェクト数は4370)とのこと。

上記の結果、売上高は28億3429万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は6億2603万円(同13.9%増)となった。

受託開発事業
当第3四半期連結累計期間の受託開発部門については、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響がある以前の受注と保守案件の積み上げにより、新型コロナウイルス感染症拡大による影響が限定的なものになったが、2020年5月29日付で完全子会社化した株式会社エクスラボとEXTREME VIETNAM Co.,LTD.においては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、新規案件にかかわる商談が停滞、受注が想定通り進まなかったことから、営業損失を計上した。

上記の結果、売上高は17億262万円(前年同期比1.0%減)、セグメント損失は7337万円(前年同期はセグメント損失2171万円)だった。

コンテンツプロパティ事業
当第3四半期連結累計期間においては、エクストリームがライセンス許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』の運営により、ライセンス許諾先である香港紫龍互娯有限公司と上海紫舜信息技術有限公司を通じてゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した。

なお、『ラングリッサー』にかかわるロイヤルティ収益の計上については、各許諾地域における売上集計作業とライセンス許諾先からの収益報告に一定の時間を要すること、契約上収益に係る報告サイクルが定められていることから、当第3四半期連結累計期間における収益は2020年2月~10月の9か月分となっている。

前四半期同様、新たな配信地域の追加がなく、サービス開始から2年以上経過したことから、利用者数と課金者数などが緩やかに減少し、前年同期比でロイヤリティ収益が減少した。

上記の結果、売上高は4億7966万円(前年同期比54.0%減)、セグメント利益は4億3907万円(同55.5%減)となった。

関連サイト

株式会社エクストリーム公式サイト
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第3四半期決算説明資料

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