フォーサイド、プライズ事業の収益増がグループ業績に貢献 営業利益2900万円 2021年12月期第1四半期決算

フォーサイド

プライズ事業の増収増益がグループ全体をけん引したことで、2010年以来の第1四半期営業収益10億円で黒字転換。

株式会社フォーサイドは、2021年12月期第1四半期決算短信(連結)を、5月14日(金)に発表した。当第1四半期連結累計期間の営業収益は10億9759万円(前年同期比25.4%増)、営業利益は2917万円(前年同期は営業損失1億523万円)、経常利益は3054万円(前年同期は経常損失6688万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5612万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億4466万円)だった。

フォーサイド 決算 フォーサイド 決算 ハイライト フォーサイド 営業収益

経営成績に関する説明

プライズ事業
株式会社ブレイクが、クレーンゲーム機などのプライズゲーム用景品の企画、製作、販売を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、人気のキャラクター商品を多く取り扱ったことにより、売上は好調に推移し、売上高とセグメント利益がともに、前年の水準を大幅に上回って推移した。

上記の結果、売上高は6億1379万円(前年同期比62.9%増)、セグメント利益は4003万円(同421.7%増)だった。

不動産関連事業
日本賃貸住宅保証機構株式会社が、家賃保証業務、物件管理業務を行なっている。

当第1四半期連結累計期間では、営業活動に一定の制約を受けたが、引き続き民法改正が追い風となり、新規契約者数が堅調に推移した。それに加え、保証引受時の審査を慎重に行ない、管理回収部門では公的支援制度の案内を行なうなど、状況に応じた顧客管理につとめたことが業績に清、家賃滞納者の減少、回収率の向上により、貸倒引当金繰入額が大幅に減少した。

また、前期に、連結グループの不動産関連事業を統合したことによる経営の合理化と効率化が進んだという。

上記の結果、売上高は3億5397万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は5628万円(前年同期はセグメント損失848万円)だった。

投資銀行事業
フォーサイドフィナンシャルサービス株式会社が、M&Aのアドバイザリー業務を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、前期から進行中の案件を中心に成約を目指してきたが、コロナ禍の影響により交渉が長期化するなど、案件の成約件数、成約金額とも低調に推移した。

上記の結果、売上高は794万円(前年同期は売上高なし)、セグメント損失は1072万円(前年同期はセグメント損失3208万円)だった。

コンテンツ事業
株式会社モビぶっくが電子書籍配信サイト「モビぶっく」の運営を行ない、フォーサイドメディア株式会社が映像制作事業を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、外出自粛などにより自宅で過ごす時間が増えたことで電子書籍の需要増加が継続している。

映像制作事業においては、コロナ禍の影響により、案件の減少や制作コストの高止まりが続くなか、グループ内での事業の選択と集中を進める観点から、当該事業の今後の事業展開について慎重に検討をした結果、2021年1月31日付けで事業譲渡が完了した。

上記の結果、売上高は6514万円(前年同期比30.1%減)、セグメント利益は135万円(前年同期はセグメント損失503万円)だった。なお、映像制作事業を除外した比較では、売上高3743万円(前年同期比6.3%減)、セグメント利益407万円(同6.6%増)となった。

イベント事業
株式会社ブレイクが、各地の大型商業施設の催事場にて著名なコンテンツの展示販売を中心に行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、予定していたイベントの中止や延期があったが、新型コロナウイルス感染症の感染症対策を講じた上で行なわれるイベントも増えており、緩やかだが回復の兆しがみえている。

上記の結果、売上高は2383万円(前年同期比10.1%増)、セグメント損失は774万円(前年同期はセグメント損失599万円)だった。

マスターライツ事業
株式会社マーベラスアークが音楽関連事業を行ない、フォーサイドメディア株式会社が出版事業を行なっている。

当第1四半期連結累計期間においては、オンラインの事業展開を中心に活動したが、グループの解散や休止に伴い、売上高が低調に推移した。

出版事業では、女子小中学生向け雑誌Cuugal(キューーガル)において、YouTubeでの活動を積極的に進め、媒体の認知向上に取り組んでいる。

上記の結果、売上高は3265万円(前年同期比11.3%減)、セグメント損失は1198万円(前年同期はセグメント損失1135万円)となった。

その他の事業
主にフォーサイドフィナンシャルサービス株式会社が、金融事業を行なっている。

当第1四半期連結累計期間においては、延滞債権の回収に注力し、貸付金の回収につとめた。

上記の結果、売上高は24万円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は17万円(同6.5%増)だった。

関連サイト

株式会社フォーサイド公式サイト
2021年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年12月期第1四半期決算説明資料

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