セガサミーHD、エンタテインメントコンテンツ事業が想定以上の好調 営業利益146億円 2022年3月期第2四半期決算短信

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コンシューマ分野の降るゲームが好調に推移。加えてリピートタイトルも堅調に推移したことで収益が増加。

セガサミーホールディングス株式会社は、2022年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を11月8日に発表した。当第2四半期連結累計期間における売上高は1348億9300万円(前年同期比22.4%増)、営業利益は146億7800万円(前年同期は営業損失30億7600万円)、経常利益は147億5200万円(前年同期は経常損失35億8300万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は120億1200万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失217億1600万円)となった。

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経営成績の説明

セグメント別の概況は以下のとおり。なお、文中の各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでいない。

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エンタテインメントコンテンツ事業
コンシューマ分野においては、フルゲームについては、新規IPの『HUMANKIND』をPC向け及びXbox Game PassやStadia等の幅広いプラットフォームに提供したことをはじめ、過去作のリマスター版である『ソニックカラーズアルティメット』や、シリーズ最新作の『LOST JUDGMENT : 裁かれざる記憶』を世界同時発売したほか、リピートタイトルについても堅調に推移したことにより、販売本数は1404万本(前年同期は1908万本の販売)となった。

また、一部のタイトルについてロイヤリティ収入を計上している。F2Pについては、新作タイトル及び既存タイトルともに堅調に推移した。

アミューズメント機器分野においては、プライズやUFOキャッチャー®シリーズ等の販売が好調に推移した。

映像・玩具分野においては、劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』の配分収入等を計上したほか、玩具において新製品及び定番製品を販売した。

以上の結果、売上高は1074億7400万円(前年同期比10.8%増)、経常利益は227億900万円(同34.7%増)となった。

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遊技機事業
遊技機事業においては、パチスロ遊技機では3万1000台の販売(前年同期は4000台の販売)、パチンコ遊技機では2万3000台の販売(前年同期は1万1000台の販売)となり、概ね想定通りに推移した。前期実施の構造改革効果等により、固定費は引き続き低水準で推移している。

以上の結果、売上高は233億3500万円(前年同期比116.9%増)、経常損失は13億2400万円(前年同期は経常損失124億2500万円)となった。

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リゾート事業
リゾート事業においては、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い集客数の落ち込みがみられ、施設利用者数は前年同期比で155.0%と回復したものの、新型コロナウイルス感染症影響前の2019年4月~9月の6ヶ月比較で72.0%となった。

海外におきましては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社持分法適用関連会社)が運営する『パラダイスシティ』において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響等により、2021年1月~6月のドロップ額(テーブルにおけるチップ購入額)が前年同期比で40.3%、カジノ来場者数が前年同期比58.4%となる等、大幅な落ち込みがみられた。※PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.は12月決算のため3ヶ月遅れで計上

以上の結果、売上高は38億3200万円(前年同期比70.6%増)、経常損失は39億5500万円(前年同期は経常損失46億6200万円)となった。

なお、当社はコンソーシアムを組成し、2021年6月に横浜市の実施する「特定複合観光施設設置運営予定者」の公募に応募していたが、2021年9月に横浜市が公募の中止を決定したことに伴い、横浜市におけるIR事業への参画については中止せざるを得ない状況となった。

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関連リンク

セガサミーホールディングス株式会社
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2022年3月期 第2四半期決算プレゼンテーション

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