【Ingress情報局・TAPPLI支部】今日から始めるIngress入門・11:覚えておきたい多重Control Field応用編と新イベント#Persepolis !

◆4月上旬の『Ingress』ニュース

★新イベント「#Persepolis」発表される

 前回で速報しましたが、4月4日に次回XM Anomalyの第一報が発表されました。日本では6月20日土曜日、宮城県仙台市での開催となります。タイトルの「ペルセポリス」とは、ダレイオス1世が紀元前520年ごろに築いた宮殿の名です。Intel Mapで覗いてみたところ、特に現在のペルセポリスにポータルはないようです(イランの山岳地帯なのでそもそもIngressはおろか、携帯電話が普及してなさそう)。
 現在のところ、2戦分の開催予定(5月30日、6月20日)と、開催都市が発表されているだけですが、参戦予定の方はさっそくホテルの予約をしておきましょう。

persepolis
▲写真中央付近が現在のペルセポリス周辺。見てのとおり、左下のシーラーズという都市にポータルがひとつあるだけ。このリンクは340km先のエスファハーンという都市に繋がっていた(注:開催地は仙台です!)。

★クライアントバージョン1.74.0に更新される

 4月8日~9日にクライアントが更新されました。「Community Resource tab」という変更履歴が記されていますが、これはスキャナーの「OPS」から、新しく「コミュニティー」タブが追加されており、各種SNSやYoutubeなどへのショートカットページが追加されました。そのほかは「bug fixes」とのことです。

community
▲機能的には何も追加されていないものの、これまでクライアント単体で遊んでいた人にも、ネット上で「どこにいけばいいか」が判りやすくなった……かな?

◆多重Control Field講座上級編。らせん型多重CFを作ってみよう!

★タケノコ? らせん? 状況に応じて使い分けよう!

 前回、多重Control Field(コントロールフィールド、以下「CF」)の基本的な作り方を学びました。ベースとなる底辺を決めて、そこから頂点を伸ばしていくのが基本ですが、前回のやり方では、底辺のカギが大量に必要で、準備に時間がかかることが欠点でした。
 今回はらせん型と呼ばれる(ほかに、サーキュラー型、トルネード型など)、渦を巻くように作っていく方法を見ていきます。
 なお、どの作り方で多重CFを作っても、作れる数の上限は変わりませんが、構築方法により、ポータルキー(Portal Key)の本数や、途中で妨害リンクの介入されやすさなどの違いがあります。ベストは「状況に応じて使い分ける」です。このゲーム全体に言えることですが、固執しすぎることに意味はなく、そのときそのときの目的にあわせてリンクを進めていきたいところです。

★らせん型多重CFを作る

 らせん型多重CFのメリットは、CFを作るたびに頂点(=ポータル)の位置が変わるため、各ポータルあたりの必要キー数が少なくすむ=バーンアウトになりにくいこと。それから、外周のリンク構築が済んでしまえば他のエージェントに邪魔されにくいことです。
 デメリットは、開けた場所でないと適用しにくいことと、うまく形を作るには意外と場所を選ぶことでしょうか。その付近にあるポータルをすべて使うのではなく、都合がいいポータルを使って構築するとやりやすいでしょう。

 まずは、わかりやすいように、6個程度のポータルで構成してみましょう。最初に中心となるCFを作成します。条件としては、ポータルが集まっていて、周囲にそこそこスペースがある場所がおすすめです。キーを複数個取得する必要があるため、キーを掘っている間に他のプレイヤーからの邪魔が入る可能性があるからです。
 下準備としては、ポータル6個ぶんをフルデプロイの状態にしておき、1個めのポータルキーをそれぞれ集めます。すべてを2個ずつ用意するのは待ち時間的になかなか大変なので、2本目は作成の過程で集めるといいでしょう。
 なお、同じ場所の2本目のポータルキーは所持していると2本目が出ないので、アイテム欄より一度「DROP」で地面に落とした状態で、2度目のHackをしてください。
 ここで重要なのは、「ひとつのポータルは4時間に4回までしかHackできない」というルールです(Burnout、バーンアウト)。最大で3本キーを使うポータルが出てきますので、余計なHackや、うっかりカギを持った状態でHackしてしまうと、すぐにバーンアウトしてしまいます。この対策として、「多重CFを作成中はMODを開けておく」ことが望ましいでしょう。MODが空いていれば、ヒートシンク(Heat Sink)を追加してすぐにHackしなおしたり、マルチハック(Multi-Hack)を使ってバーンアウトまでの回数を拡張できます。

burnout
▲作成途中で壊されてもアレなので、シールド1枚のみ入れていき、スロットはひとつ開けておきます。

CF 1st
▲まずは起点となるCFを作ります。A、B、Cのキーは2本ずつあるといいでしょう。好きな順序でリンクしていいですが、A→B→C→Aの順に移動しながらリンクするとキーの消費が1本ずつで済みます。

CF circular
▲次に、起点としたCFから、渦巻き状にリンクを張っていきます。D→E→Fと、先にリンクだけ作ってしまいましょう。

2nd CF
▲リンクを引き終わったら、内側からCFを形成していきます。D→Bに対してリンク。

3rd,4th CF
▲続いてD→Aにリンクすると、これですでに4つCFが作れました(△ABC、△ABD、△ACD、△BCD)。

次のポータル
▲これで△BCDの多重は完成です。次の多重を目指してEに向かいます。D、B、Cのポータルキーが必要ですので、持っていなければ補充しておきましょう。Dは一見不要そうですが、このあと大きく△DEFを作るときに必要ですので、ついでに立ち寄ります。

5th CF
▲Eに立ち、E→Cとリンクを張って△CDEを作ります。これで5つ目。

次のポータル2
▲E→Bで6、7つめのCFが作ったのち、Fに向かいます。今度はC、Dのキーが必要ですので、足りなければ先に回収に向かいましょう。らせん型多重CFを構築する場合は2、3本ずつあれば足ります。

8th CF
▲FからE、Dに対してリンクを張ります。これで8つ目。

10th CF
▲最後にFからCに貼って、9、10個目のCFが完成。6個の頂点で10個のCFが完成しました。

★この調子で増やしていけます

 とりあえずC→D→E→Fと陣地を取っておいて拡張してきましたが、ここからまたCFを広げていくことが可能です。ただし、他のCFにぶつかってしまう(特に自軍のCF)と、そこは延ばせません。その場合は、らせんの方向を変えたり、前回紹介したタケノコ型CFに作戦変更したり、柔軟に対応していきましょう。

さらにたけのこ型
▲今回の場合、左上のポータルを頂点にして、タケノコ型で拡張できそうです。E、Fのキーを持って左上を目指します。

外から張ります
▲外側からリンクしていきます。

11個目完成
▲外周が完成。このあと中央に張って13個目完成です。簡単に3個CFが増やせました。

15個目完成
▲右上の頂点を見つけたので、まだ延ばせます。

CF群完成
▲CFに埋もれてしまう2か所のポータルもリンクでつないで、全部で19個。40分ほどで、4万AP弱です。AP稼ぎでいうと激戦区で稼いだほうが効率はよさそうですが、達成感はハンパないです。