編集部シライシです。
「ニコニコ超パーティー2015」に取材に行ってまいりました。
イベント時間、なんと8時間。今回は「ゲームエリア」も新設されて、事実上の2会場での実施です。去年の春に開催された「ニコニコ超パーティーIII』は2デイズでしたけど、今年は1日での集中開催。ただ、前回が1日あたり4~5時間だったのに比べて、今回は1日で8時間、しかも2会場ですから、パワーダウンしたということは全然ナシ。むしろ終了時間が早くなったことで、十代のニコニコファンも安心して行ける感じになったかと思います。
で、ちゃんとしたレポートは改めて公開する予定なので、この日記ではちょっとフライングして、ゲームエリアのお話を。
今回のゲームエリアは、「ニコニコ超会議」のような試遊や公式出展はなく、ニコニコ動画での実況プレイヤーたちがステージで実況するのを見せる、ニコニコ的にストロングスタイルなステージでした。
実況ファン的には、今回の「超パーティー2015」ならではのお楽しみだったのが、いつもは別々の実況動画をアップしているメンバーによる、コラボ実況ステージ。人気実況プレイヤーが一同に会して、ワイワイと実況プレイに興じるところをゆっくり見られるわけです。
ゆっくりと言っても時間が限られているので、いわゆる「ゆっくり実況」ではないんですけど。
今回コラボしていた例は、こんな感じ。(敬称略)
◆スーパーマリオメーカー
キヨ、レトルト、P-P、牛沢
◆マインクラフト
茸、えふやん、Hakase、赤石先生、どんぼこ、ぬどん、ハヤシ
◆Surgeon Simulator 2013
コジマ店員、ガッチマン
▲『スーパーマリオメーカー』実況ステージの様子。
▲こちらは『マインクラフト』。実況プレイでは安定の人気タイトル。
ほかにも『ドラゴンクエストX』の実況プレイに「よーすぴ」ことスクウェア・エニックスの齋藤陽介プロデューサーが降臨していましたが、メインステージの最終兵器俺達の人気に圧倒されていたのが、ニコニコ文化ならではだなぁ、という印象でした。
▲メジャースタジオから登場、気を吐く齋藤プロデューサー(写真右)。
で、コラボも楽しいわけですけど、やっぱり盛り上がっていたのが、普段からチームを組んでいる実況プレイヤーたち。中でも最終兵器俺達の4人の人気は圧倒的で、用意された客席が埋まっているのはもちろん、その後ろにも何重もの立ち見が鈴なり。
今回プレイしたゲームは、ホラーゲームの『Five Nights at Freddy’s』(スマートフォン版、あります)と、インディーゲームの作り手・飛竜さん作の『超密閉空間逃走2』。『Five Nights at Freddy’s』では、ヘタレ気味のプレイに笑いが起き、『超密閉空間逃走2』では4人全員が参加するわちゃわちゃ感を楽しみ、と、お客さんも非常に満足度が高かったようでした。
何しろキヨさん以外は素顔を明かしていないわけで(後にこーすけさんも明かしましたが)、フジさんはサングラスにマスク、ヒラさんは真っ黒な目出し帽という完全不審者スタイルなのにも関わらず、黄色い声援が飛びまくるんですから、実況プレイヤーもかなりアイドルに近い見られ方をしているわけですね。
『パズドラ』や『モンスト』のような有名ゲームではなく、ほとんどの人が知らないタイトルでも1500人~2000人くらいのお客さんを集めてしまうのだから、すごいものです。
▲最終兵器俺達。左から、ヒラさん、キヨさん、こーすけさん、フジさん。
▲このお客さんの量! ゲームが有名でないぶん、本人たちの人気が伺えます。
もうひとり、黄色い声援が飛びまくったのが、インディーゲーム『マジカル美少女伝説どるぅ~じょ』を実況プレイしたアブさん。こちらに至っては、声のみの出演にとどめ、一切姿を現していないのにも関わらず、座席取りに走る女子ファンが続出。実況プレイヤー人気の奥深さを見た気がしました。
▲アブさん実況プレイ中。ステージ上に誰もおらず、音声は会場どこでも聞こえるのに前は満席。
実況プレイヤーのファンのみなさんは、やっぱり声と面白さこそが魅力であり、顔はあまり関係ないのかもしれませんね……といいつつも、今年の夏あたりに素顔になったキヨさんは長身さわやか好青年だし、今回のステージではキヨさんに続いて最俺の先輩格であるこーすけさんも素顔を公開するしで、実況界の情報公開も少しずつ進んでいたりもするのでした。
ニコニコ文化におけるゲームアイドルである実況プレイヤーにも、いろいろな動きがあったりするものですね。
▲参加した有名実況プレイヤーが全員揃ってエンディング。