東北新社、前年同期比で案件減少や経費増加で営業損失は4600万円。2019年3月期第1四半期決算。

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CM制作部門の受注や物販の売上が前年同期比で増加も、「牙狼<GARO>」などの大型案件や映像制作部門の受注が減少。

株式会社東北新社は、2019年3月期第1四半期決算を8月10日に発表した。当期連結売上高は142億5300万円(前年同期比1.8%減)、営業損失は4600万円、経常利益は1億4300万円(同85.1%減)、親会社に帰属する四半期純損失は3500万円だった。

東北新社決算

セグメント毎の経営成績

広告プロダクション
CM制作部門の受注が前年同期と比較して増加し、利益率も改善したことで増収増益となった。

上記の結果、売上高は62億2500万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は4億8200万円(同3.6%増)となった。

コンテンツプロダクション
映像制作部門で、前年同期に計上された社内の大型案件の売上が当第1四半期にはなかったこと、日本語版制作部門も、前年同期比で受注が減少したため、減収減益となった。

上記の結果、売上高は29億4800万円(前年同期比22.9%減)、営業利益は4400万円(同86.6%減)だった。

メディア
自社関連チャンネル向けの番組販売で、前年同期に計上された償却済大型作品の販売が当第1四半期になかったこと、また自社関連チャンネルにおいて、ATTなどのサービス強化のための投資を行なったことで、減収となり営業損失となった。

上記の結果、売上高は38億8000万円(前年同期比4.4%減)、営業損失は900万円(前年同期は3億6900万円の営業利益)となった。

プロパティ
「牙狼<GARO>」などの大型案件の売上が前年同期よりも少なかったこと、当第1四半期に劇場公開した映画の宣伝費など、経費の増加により、減収となり営業損失が拡大した。
上記の結果、売上高は14億円(前年同期比4.2%減)、営業損失は2億6100万円(前年同期は1億4800万円の営業損失)となった。

物販
業務用記録メディアの販売が減少したが、各部門で売上が増加したため、ほぼ前年通りの業績を記録した。

上記の結果、売上高は16億2200万円(前年同期比0.4%増)、営業損失は200万円(前年同期は200万円の営業損失)となった。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高142億5300万円(前年同期比1.8%減)、営業損失4600万円(前年同期は8億3500万円の営業利益)、経常利益1億4300万円(同85.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失3500万円(前年同期は5億6900万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)だった。

2019年3月期の連結業績予想については、以下の通り。

東北新社業績予想

関連サイト

株式会社東北新社公式サイト
2019年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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