タカラトミー、「プラレール」の国内販売や「ベイブレードバースト」の海外向け輸出好調で営業利益144億円 2019年3月期決算

タカラトミー

売上が前期並みも、利益面は過去最高益を記録。「リカちゃん」が50周年企画を終えるも、販売が引き続き好調に推移。

株式会社タカラトミー(以下、タカラトミー)は、2019年3月期決算を5月10日(金)に発表した。当期連結経営成績については、売上高1768億5300万円(前年同期比0.3%減)、営業利益144億700万円(同9.2%増)、経常利益143億300万円(同15.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益93億200万円(同16.8%増)だった。

決算 損益計算

経営成績に関する説明

売上高については、国内の定番商品や今期市場投入した新規商品ラインなどの販売が好調に推移し、「ベイブレードバースト」の海外向け輸出などが増加した。しかしながら、海外におけるキャラクター商品の販売が、減少したことにより、前期並みの売上となった。

利益面については、営業利益と経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、ともに過去最高益を記録。営業利益は、売上高が前期並みに推移したことや、プロダクトミックスの改善による売上総利益の増加で、増益となった。

経常利益は、営業利益の増加と為替差損が減少したことで同じく増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益も、経常利益が増加したことで増益となった。

国内市場については、定番商品の「プラレール」においてテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」関連商品を本格展開したことで、販売が好調に推移。

「リカちゃん」は、「アクアカールみさきちゃん」などのビューティーシリーズや着せ替えドレスの販売が伸長するなど、50周年企画を終えた今期も引き続き好評となった。

トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」については、商品力を強化した効果もあり販売が好調であった。

2018年夏に発売した「L.O.L. サプライズ!」は、その後シリーズ商品を拡大し、“サプライズトイ”の中心商品として人気を集めた。

TOMY Internationalグループについては、農耕車両玩具のコレクターズ商品などが堅調に推移するとともに、日本開発商品である「Printoss(プリントス 海外商品名:KiiPix)」を欧米豪で展開し好評となった。

一方で、キャラクター玩具の販売が減少したことなどから、売上高と利益は減少した。

以上の結果、売上高1768億5300万円(前年同期比0.3%減)、営業利益144億700万円(同9.2%増)、経常利益143億300万円(同15.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益93億200万円(同16.8%増)となった。

セグメント毎の業績は以下。

地域別売上

関連サイト

株式会社タカラトミー公式サイト
2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年3月期 決算説明会資料

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