コロプラ、新規タイトルリリースも利益が大幅減少 営業利益4億円 2019年9月期第3四半期決算

コロプラ

『白猫プロジェクト』の周年イベント準備や『最果てのバベル』などの新作リリースにより売上は減少。リアルイベントでは多数の来場者を記録。

株式会社コロプラ(以下、コロプラ)は、2019年9月期第3四半期決算を8月13日(火)に発表。当期連結経営成績は、売上高は275億7900万円(前年同四半期比16.6%減)、営業利益は4億9300万円(同90.2%減)、経常損失は1600万円(前年同四半期は46億円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億4900万円(前年同四半期は30億5300万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)であった。

コロプラ決算 ハイライト 四半期推移

経営成績に関する説明

コロプラグループは、スマートフォン向けの既存ゲームではユーザーとのエンゲージメントを高めることを意識し、新規ゲームはリリースに向けて注力してきた。VR端末向けコンテンツにも力を入れており、様々な開発実験を行なってきた。

売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、当第3四半期連結累計期間において、台湾や香港、マカオ向けに『アリス・ギア・アイギス』『ディズニー ツムツムランド』、国内向けに『バクレツモンスター』『最果てのバベル』をリリースした。

『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』『白猫プロジェクト』といった既存ゲームについては、TVCMやオンライン動画プラットフォームのプロモーションに加え、グッズの製作、リアルイベントなどを行なうことで、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行なってきた。また、「アリス・ギア・アイギス」PC版を配信し、スマートフォン以外のデバイスへの展開を行なった。

しかしながら『白猫プロジェクト』の周年イベントの準備時期であること、終了したアプリがあったことから減収となった。

リリース時期別売上 リリース時期別売上

VR端末向けコンテンツでは、Oculus RiftとHTC Vive向けにパッケージ版『TITAN SLAYER Ⅱ』を配信した。

また、全社的な取り組みとして創業10周年を記念したイベント「コロプラフェス2018」を開催した。『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』や『白猫プロジェクト』などの人気タイトルをはじめ、創業時からのサービスである『コロニーな生活』や最新のVRゲームなど、さまざまなタイトルのステージやブースを展開し、多くの人が来場した。

IP展開

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は275億7900万円(前年同四半期比16.6%減)、営業利益は4億9300万円(同90.2%減)、経常損失は1600万円(前年同四半期は46億円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億4900万円(前年同四半期は30億5300万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。

関連サイト

株式会社コロプラ公式サイト
2019年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年9月期 第3四半期決算説明会資料

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