『うたの☆プリンスさまっ♪』9周年イベントや劇場版の公開などで、関連グッズの売上が利益に多大に寄与。利益率が高い商品の好調で利益率が大幅に改善。
株式会社ブロッコリーは令和2年2月期第2四半期決算を10月11日（木）に発表。当期の非連結経営成績は、売上高が27億3300万円（前年同期比1.0％減）、営業利益が3億4000万円（同1.5％増）、経常利益が3億4700万円（同1.8％増）、四半期純利益が2億7700万円（同23.0％増）となった。
『うたの☆プリンスさまっ♪』は、2019年に9周年を迎え『劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム（以下、劇場版）』を公開など、記念作品や関連したイベント・商品リリースを行なった。
関連グッズにおいては、7月より株式会社ムービックと共同運営の夏季限定ショップ「SHININGSTORE2019」を、原宿、名古屋、福岡、大阪で開催、各会場及び自社通販で限定グッズの販売を行なった。劇場版の大ヒットによる集客効果もあり、関連グッズの売上高は全体売上高・売上総利益に多大に寄与した。なお劇場版は製作委員会案件であり、当第2四半期会計期間末において本件の収益配分は未精算のため、計上していない。
関連CDにおいては、アイドルグループ「ST☆RISH」7人のソロベストアルバムを企画。7作品のうち、一十木音也「IamHere.」、聖川真斗「HOLYKNIGHT」、四ノ宮那月「SUKI×SUKIはなまる！」の3作品を6月より8月にかけてリリース。加えて、8月にはゲームアプリ「うたの☆プリンスさまっ♪ShiningLive」2周年を記念した新テーマソングもリリースした。これらの結果、関連CDは好調に推移し、前年同期を上回る売上高・売上総利益となった。
ゲームアプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ShiningLive』は、8月に2周年を迎えた記念企画「ShiningLive2ndAnniversary」を開催、前年同水準の売上高・売上総利益を確保した。
一方、他社ライセンスグッズは、他社イベントの開催時期が前年と異なることから卸売上が前年を下回ったが、一部製品において海外直生産の効果も上がりはじめ、採算は改善した。また、他社ライセンスのフィギュアにおいて、クオリティの向上とブランディングの継続が奏功し、徐々に事業軌道に乗りはじめており、前年同期を上回る売上高・売上総利益を確保した。
トレーディングカードゲーム『Z/X-ZillionsofenemyX-（ゼクスジリオンズオブエネミーエックス）』（以下、『Z/X（ゼクス）』）は好調に推移し、売上高・売上総利益共に、前年同期を大幅に上回った。販売費及び一般管理費につきましては、広告・宣伝にかかわる販促費の増加、及び中期経営計画推進に基づく人員拡充に伴う人件費の増加などにより、前年同期に比べ1億6900万円増加した。
総じて、『うたの☆プリンスさまっ♪』関連音楽CDや、トレーディングカードゲーム『Z/X（ゼクス））』など、利益率が高い商品群の売上が好調であることに伴い、売上総利益率は40.3％、前年同期比6.8ポイントの大幅改善となり、売上総利益は同18.9％伸長。販売費及び一般管理費の増加が吸収できた結果、当第2四半期累計期間の売上高は27億3300万円（前年同期比1.0％減）、営業利益3億4000万円（同1.5％増）、経常利益3億4700万円（同1.8％増）、四半期純利益2億7700万円（同23.0％増）となった。
