ハピネット、映像音楽事業の低調で営業利益16%減の16億円 2020年3月期第2四半期決算

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玩具事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業は好調に推移するも、映像音楽事業でヒット作に恵まれず減収減益。

株式会社ハピネット(以下、ハピネット)は、2020年3月期第2四半期決算を11月12日(火)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高は1030億1400万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は16億500万円(同16.4%減)、経常利益は15億7100万円(同15.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億6300万円(同30.8%減)となった。

ハピネット決算

ハピネットグループの当第2四半期連結累計期間は玩具事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業において売上高が好調に推移したが、映像音楽事業が低調に推移し前年同期を下回った。また、利益面においても物流費、減価償却費をはじめとした販売費及び一般管理費の増加や、玩具事業で在庫の評価損失を計上したことにより前年同期を下回った。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

①玩具事業につきましては、バンダイの「リュウソウジャー」関連商品やBANDAISPIRITSのプラモデルやコレクターズフィギュア等のハイターゲット向け商品、「一番くじ」関連商品が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。利益面においては、在庫の評価損失を計上したことにより前年同期を下回った。この結果、売上高は367億8500万円(前年同期比15.9%増)、セグメント利益は7億900万円(同12.2%減)となった。

②映像音楽事業については、当社独占流通のドラマ「とんぼ」のパッケージが好調に推移したものの、市場を牽引するような大きなヒット商品に恵まれず、好調だった前年同期と比較して売上高、利益面ともに低調に推移した。この結果、売上高は349億2100万円(前年同期比18.6%減)、セグメント利益は5億5900万円(同26.3%減)となった。

③ビデオゲーム事業につきましては、売上高は「NintendoSwitch」のハードの新モデルや「NintendoSwitchLite」の発売により好調に推移し、前年同期を上回った。利益面においては当社オリジナルゲームソフトの発表に伴う販売促進費の増加により前年同期を下回った。この結果、売上高は212億2700万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益は1億7300万円(同18.3%減)となった。

④アミューズメント事業につきましては、駅構内等でのイベント販売を積極的に実施したことや、新規ロケーションを開拓したことによりカプセル玩具が好調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。この結果、売上高は100億7900万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益は7億9000万円(同3.7%増)となった。

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