イー・ガーディアン、ソーシャルサポートの大幅な売上増で営業利益6億円 2020年9月期第2四半期決算

イー・ガーディアン

既存顧客への深耕営業に注力。Web監視やカスタマーサポートといった企業向けサービスが大きく成長。

イー・ガーディアン株式会社は、2020年9月期第2四半期決算(連結)を5月11日(月)に発表した。当第2四半期連結累計期間における売上高は37億3897万円(前年同期比16.2%増)、営業利益は6億3146万円(同9.6%増)、経常利益は6億4686万円(同7.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億3165万円(同9.6%増)だった。

イーガーディアン 決算

経営成績に関する説明

イー・ガーディアングループは、品質と効率化を高水準で満たしたセキュリティサービスをワンストップで提供する総合ネットセキュリティ企業として、事業拡大及び収益性向上を追求している。

2019年8月に株式会社グレスアベイルを子会社化し、クラウド型のファイアウォールやセキュリティ診断ツール(以下、クラウド型セキュリティ製品)を自社開発する体制を整えた。

セグメント毎の業績は以下。

ソーシャルサポート
成長を続けるソーシャルWebサービスにおいて、監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や、既存顧客への深耕営業に注力した。

それらに加えて、蓄積したノウハウを横に展開することで、キャッシュレス決済や、シェアリング、エデュテック(教科書のデジタル化や、オンライン授業等の教育分野にテクノロジーを導入したサービス)などの成長市場において売上を拡大した。

上記の結果、売上高は14億7287万円(前年同期比28.8%増)となった。

ゲームサポート
豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係強化を目指すと同時に、デバッグを提供するトラネル株式会社と連携したサービスの提供、日本市場に参入する中国系及び韓国系など、海外ゲーム企業の多言語カスタマーサポートの受注に注力した。

また、クラウドゲームの盛り上がりを背景に、10年以上蓄積した運用ノウハウを活用して、リアルタイムかつ快適な環境の運用に貢献するクラウドゲームトータルサポートの提供を開始した。

上記の結果、売上高は12億6678万円(前年同期比1.6%減)だった。

アド・プロセス
既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型業務と当社センター業務を組み合わせた運用に加え、自社開発したRPAの活用により競合他社との差別化をはかり、既存顧客への深耕営業を目指した。

また、インターネット広告市場の拡大に伴う人手不足を背景に、広告人材育成プロジェクトを推進した。

上記の結果、売上高は4億7202万円(前年同期比10.7%増)だった。

その他
サイバーセキュリティ分野において、子会社の株式会社グレスアベイルが国内初のコンテナ型WEBセキュリティファイアウォール「GUARDIAX」を開発した。「GUARDIAX」は、AIによる自動解析制御や高度ログ分析等の高度な機能があり、サイバー攻撃被害の最小化に貢献する。

また、電子デバイスなどのハードウェアに対するデバッグ事業においては、EGテスティングサービス株式会社が、ソフトウェアのデバッグ事業とシナジーを発揮し、既存顧客への深耕営業や新規開拓をはかり、シェア拡大を目指してきた。

上記の結果、売上高は5億2728万円(前年同期比46.8%増)となった。

関連サイト

イー・ガーディアン株式会社公式サイト
2020年9月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2020年9月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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