コムシード、業績予想の下方修正を発表 従量制アプリなどで苦戦

コムシード

主力サービスのヴァーチャルホール『グリパチ』で成長停滞。従量制アプリの販売苦戦で売上が当初想定に届かず。

コムシード株式会社は、最近の業績動向を踏まえて2019年11月8日に公表した業績予想を下方修正することを発表した。

コムシード 決算修正

売上高については、主力サービスである携帯バーチャルホール『グリパチ』の成長が停滞したことや、従量制アプリにおいて当初見込んでいた販売本数に至らなかったこと、当期中に計画していた新規事業の一部が翌期にずれ込んだことから、売上が当初計画していた数値を下回ることになった。

利益面では、売上原価における外注費抑制や販管費においてサーバー構成見直しによる通信費の削減など徹底したコスト削減を行なったが、前述の売上高減少に伴い営業利益も予想を下回る見込み。

また、コムシードが保有する投資債権の一部について、投資先事業の収益計画が当初の計画を引き続き下回る状況を踏まえ、保有している投資債権の回収可能性を検討した結果、当期末において貸倒引当金繰入額1900万円を追加計上するとのこと。

これらから、2020年3月期通期業績予想は、売上高11億7100万円、営業利益1900万円、経常利益1700万円、当期純損失5400万円となった。

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