日本ファルコム、「イース」や「英雄伝説」などで海外展開に注力 営業利益5億円 2020年9月期第3四半期決算

日本ファルコム

既存タイトルで積極的な海外展開を推進。スマートフォンタイトルとのコラボ企画でユーザー層の拡大をはかる。

日本ファルコム株式会社(以下、日本ファルコム)は、2020年9月期第3四半期決算短信(非連結)を8月13日(木)に発表した。当第3四半期累計期間の業績は、売上高11億5500万円(前年同期比24.2%減)、営業利益4億9400万円(同48.6%減)、経常利益4億9600万円(同48.4%減)、四半期純利益3億5000万円(同48.3%減)となった。

日本ファルコム決算

経営成績に関する説明

製品部門
2020年9月期第3四半期は、PlayStation4(以下、PS4)向けに『イース セルセタの樹海:改』(2019年5月発売)や『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)スーパープライス』(2019年6月発売)のほか、「イース」シリーズ最新作『イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)』(2019年9月発売)を販売している。

2020年4月にPS4向けゲームソフト『英雄伝説 零の軌跡:改』を、5月にはPS4向けゲームソフト『英雄伝説 碧の軌跡:改』を発売した。「軌跡」シリーズ最新作『英雄伝説 創(はじまり)の軌跡』に関しては、2020年8月に発売する予定となっている。

上記の結果、売上高は2億2900万円(前年同期比9.3%減)となった。

ライセンス部門
2019年10月にPlayStationVita向けゲームソフト『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』『英雄伝説 碧の軌跡 Evolution』の繁体字中国語版及び韓国語版を、PS4向けに『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』の英仏語版を発売した。2020年2月には、PS4向けゲームソフト『イースⅨ -Monstrum NOX-』の繁体字中国語版と韓国語版を、2020年3月には『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』をNintendo Switch及びPC向けに発売した。

また、PS4向けに『イース セルセタの樹海:改』繁体字中国語版及び韓国語版を2020年4月に、『英雄伝説 零の軌跡:改』繁体字中国語版及び韓国語版を5月に、『イース セルセタの樹海:改』英語版と『英雄伝説 碧の軌跡:改』繁体字中国語版及び韓国語版を6月に発売した。

Nintendo Switch向けには、『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』繁体字中国語版及び韓国語版を2020年5月に、『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』英仏語版を6月に発売した。

その他、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売や、オンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』、Nintendo Switch向け『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』PS4及びPC向けゲームソフト『東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)』英語版、『イース オリジン』の日本語を含む多言語版、中国で展開しているスマートフォン向けアプリ『空の軌跡』の販売を行ないながら、『ラングリッサーモバイル』などのゲームタイトルとのコラボレーション展開を進め、ユーザー層の拡大をはかった。

『英雄伝説 創(はじまり)の軌跡』繁体字中国語版及び韓国語版については、2020年8月に発売する予定だ。

上記の結果、売上高は9億2600万円(前年同期比27.2%減)となった。

関連サイト

日本ファルコム株式会社公式サイト
2020年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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