ボルテージ、巣ごもり消費による売上増加で赤字が大きく縮小 営業損失8600万円 2020年6月期決算

ボルテージ

女性向けコンテンツの売上が減少。男性向けアプリ『六本木サディスティックナイト』とコンシューマ向けの売上が増加。

株式会社ボルテージは、2020年6月期決算短信(連結)を8月13日(木)に発表した。当連結会計年度の売上高は65億8727万円(前期比7.5%減)、営業損失は8628万円(前期は営業損失1億9898万円)、経常損失は8759万円(前期は経常損失2億3714万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は1億6074万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失3億5598万円)だった。

ボルテージ 決算

経営成績に関する説明

当連結会計年度における売上は「男性向け」が増加したが、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」の売上が減ったことで、前期比で減少した。

費用面については、売上減少による販売手数料の減少、採用抑制などに伴う労務費の大幅な減少、サーバーのクラウド化やオフィス減床による賃借料の減少などにより、全体として減少した。さらに、当第4四半期において新型コロナウイルス感染症の拡大による巣ごもり消費の影響で売上高が増加したことで、営業利益及び経常利益の赤字幅が縮小した。

また、ソフトウェアや共用資産などの減損損失により、特別損失6961万円を計上したとのこと。

セグメント毎の業績は以下。

ボルテージ 事業区分

日本語女性向け
「読み物型」「アバター型」「カード型」「声優型」のコンテンツを展開している。

主力の「アバター型」と「読み物型」が減少したことで、売上高は39億7176万円(前期比10.4%減)となった。

英語・アジア女性向け
英語・アジア女性向けでは「Love365」「Lovestruck」などを展開している。

「Love365」などの売上が減少したことで、売上高は14億5732万円(前期比10.1%減)となった。

男性向け
主に『六本木サディスティックナイト』が大幅に増加したことで、売上高は10億3517万円(前期比8.4%増)となった。

リアイベ
イベントやライツ展開が減少したことで、売上高は8228万円(前期比25.5%減)となった。

電書・動画・コンシューマ
電書・動画・コンシューマは、電子書籍(「KISSMILLe」)及びコンシューマ展開(Nintendo Switch向けコンテンツ)が該当する。

主にコンシューマ展開が増加したことで、売上高は4072万円(前期比1727.8%増)になった。

関連サイト

株式会社ボルテージ公式サイト
2020年6月期決算短信〔日本基準〕(連結)

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