みなさんこんにちは。椿姫彩菜です。
私のただひたすらに書きなぐる独断と偏見と自己満のゲームコラムをいつもご愛読いただきありがとうございます!
この連載もなんとおかげさまで9回を迎え、次回は記念すべき10回目です!! そろそろアニメだと仲間の2人目がお逝きになる……なんて不吉なことは言わずに、主人公がパワーアップする回? てなことで今回は番外編として(全く関係ない?)、うふふでスペシャルな対談回となります!
私はうまく人と話せるのか!?!? そしてヲタク丸出しで引かれないのか!?
というわけでやってきたのは、ポケラボさん。リリース開始後すぐに50万ダウンロードを達成した『ポイッとヒーロー』を開発・運営されているメーカーさんです。
ダウンロードランキング上位のアプリはとりあえず触ってみる私、そしてタワーディフェンスゲーム好きな私(第2回参照)としては、もちろんチェック&プレイしておりました。
しかも、ポケラボさんには『ポイッとヒーロー』の魅力を伝える伝道師の方がいらっしゃるということで……伝道師? なにそれおいしいの? ってことでお話を聞くのが楽しみです(笑)
◆『ポイッとヒーロー』を世に広める仕事
椿姫彩菜(以下「椿姫」) はじめまして。今日はよろしくお願いいたします。
麓俊介氏(以下「麓」) よろしくお願いいたします。今回『ポイッとヒーロー』を題材に選んでいただいて、びっくりしました。嬉しくて鳥肌が立っちゃいましたもん。
椿姫 それは非常に光栄です(笑)。今日はいろいろとお話を伺えればと思っているのですが、まずは『ポイッとヒーロー』における麓さんの役割について教えてください。
麓 『ポイッとヒーロー』を立ち上げたのが僕なので、クレジットではプロデューサーということになってますが、今の役割としては開発におけるプランニングのリーダーをやっています。ユーザーさんの声を聞いて、どうやったらより面白くなるかといった仕様を考えたり、開発チームとの調整が主な業務ですね。
椿姫 なるほど。では現在、公式チャンネルや各種メディアで伝道師として活動されているのは理由があるのでしょうか。
麓 『ポイッとヒーロー』を多くの人に遊んでもらうために色々な方法を考えたのですが、ポケラボとしてアイコンとなるような存在を作った方が、ユーザーさんと密にやりとりしながらゲームの情報を伝えたり、いただいた情報をゲームにフィードバックできるんじゃないかと。そんな窓口的な役割が必要だという話が出て、『ポイッとヒーロー』を世に広める仕事もやらせていただくことになりました。
椿姫 伝道師という肩書にインパクトがありますが理由はあるのでしょうか? ゲームファンには馴染み深い名人(笑)ですとか、わかりやすい肩書もあるかと思いますが?
麓 これはですね、会議室に入ったら決まっていたんですよ。今日のミーティングは何を決めるんですか? って聞いたら、麓さん、伝道師でいい? って言われて。それでなんとなく「はい」って答えてしまって(笑)。
◆これは、当りの匂いがするぞ、と。
麓 椿姫さんが『ポイッとヒーロー』を遊ぼうと思ったきっかけ、実際に遊んでみたファーストインプレッションはどうですか?
椿姫 スマホゲームの連載をさせてもらってるので、常にスマホゲームのランキングは見ているんですね。その時にこれ面白そうと思って、とりあえずダウンロードしてみたのですが、ポケラボさんとセガさんって書いてあって、これは、当りの匂いがするぞ、と。
麓 それで実際に触ってみてどうでしたか?
椿姫 始めの方はああ、なるほど~、こんな感じかな~と思っていたのですが、マルチプレイをやった瞬間に、あまりに面白くて! めちゃくちゃ面白いですよね!
麓 ありがとうございます。
椿姫 マップもいろんな種類があるのが面白くて。初めのうちは1~2ラインだけど空中戦みたいなのが面白くて。マルチやってる時は敵を倒すだけじゃなくて回復する方でも活躍できるのがいいですね。
麓 みんなで協力する面白さ、ってことですよね。そこが『ポイッとヒーロー』の狙いでもあります。
椿姫 ただ、マルチプレイができる時間がちょっと短くないかな~と(笑)。やろうと思っても閉鎖してて。私、夜型だったりするので。
麓 夜やりたくても遅い時間だとフレンド同士ででも気兼ねしちゃいますしね。なるほど。じゃあ、時間を拡大しましょう。これはお約束します。
椿姫 本当ですか!? いきなり来た甲斐のあるお話をいただけました!
◆『ポイッとヒーロー』を多くの人に遊んでもらいたい
椿姫 『ポイッとヒーロー』をプレイしてみて、実は難しめに作ってるんじゃないかと思ったんです。最近のスマホゲームって、最初は楽チンに進められて、アイテムもたくさん手に入るものが多いと思うんですけど、そんな中でちょっと手応えのあるゲームを作っているのかなって思いました。
麓 そこはポリシーですね。そのかわりやっぱりユーザーさんを選んじゃいますけど(笑)
椿姫 ゲームに慣れ親しんでやり込むような人にとっては、それはやりごたえとして感じる部分だと思うんですけど、いわゆる流行りのアプリが好きっていうような人達の中には、ちょっと折れちゃう人達もいるんじゃないですかね。
麓 まさにその通りなんですよ。開発チームでも課題になっていて、僕らとしては『ポイッとヒーロー』を多くの人に遊んでもらいたいと思っているんですけど、とはいえ、結構コアな人向けのゲームであることは間違いないので。とことん遊んでくれる人はとことん遊んでくれるのですが、ライトな層ですとか10代前半のユーザーさんにとってはちょっと入りにくいってところが課題なんで、もっと簡単に気軽に楽しめる方法やアイデアがないかと模索しているところです。
椿姫 達成することでアイテムがもらえるミッションも最初の頃はなかったですよね?
麓 なかったですね。最近導入したのですが、毎月なんらかのアップデートを行っていこうと思っていて、6月中には新しい遊び方を提供しようと思っているんです。
椿姫 おおー。
麓 今、マルチプレイだと参加者全員がスタミナを消費する仕様になっているのですが、4人で友達と遊んでいる時に1人でもスタミナがなくなっちゃうとみんなで一緒に遊べなくなってしまうんです。なのでそうではなくて、部屋を立てた人だけがアイテムを消費してプレイできるような仕組みを導入したり、マルチプレイを楽しんでもらえる要素をこれからどんどん毎月追加していこうと思っています。
椿姫 それについては私も思ってました。最近のゲームアプリのマルチプレイだと、ホストだけがスタミナを消費して、ってのが多かったので、わりとシビアだなと(笑)
麓 シビアですよね(笑)。そこはちょっと改善に向けて動き出したところです。チュートリアルが終わってもスタミナや時間の制約があってすぐにはマルチで遊べないこともあるので、すぐに遊べる状況を作ってあげるのが一番いいかなと思っていて。やっぱり『ポイッとヒーロー』はマルチプレイが一番のウリのゲームなので、そこをいろんな人に遊んでもらいたいと思ってます。
椿姫 それはプレイをしていても感じますね。横のラインだけじゃなく、マルチプレイでの複数のラインでの攻防の楽しさは、ぜひ遊んでみてほしいですね。
麓 特に縦型のマップで飛行魔族っていう敵キャラが登場するステージは、今までのタワーディフェンスの概念を壊しているので、すごく面白いと思います。
椿姫 マルチプレイだとさらに敵キャラが増えたりして、バタバタするんですけどそこが面白いんですよね。
麓 ハチャメチャでどこに誰がいるのかわからない、けどそれすらも楽しい、みたいなのもありますよ。
◆1体作るのに2ヶ月~3ヶ月くらいかけることも
椿姫 『ポイッとヒーロー』ってキャラクターも魅力的だと思うんですけど、進化させた子の見た目が結構ガラっと変わったり、図鑑の内容も変わったり。それって愛情が感じられるなと。他のゲームだとレアリティが変わっただけとか、衣装がちょっと豪華になるだけ、っていうのがよくありますけど。
麓 キャラクターにはだいぶ時間をかけてます。1体作るのに2ヶ月~3ヶ月くらいかけることもあって、逆に時間をかけてやり過ぎちゃってるんじゃないかと(笑)。注目して欲しいのは2Dの立ち絵と3Dのモデルにしても、表情もきちんと似せて作りこんでいるところです。そこにバックストーリーだったりボイスも全キャラクター分収録したりだとか、力を入れてますね。
椿姫 キャラクターから作り手の愛情が感じられたり、自分の好きなキャラクターに愛情を注いでもらってるのがわかると嬉しいじゃないですか。だから1人進化させた後に、他のキャラクターを進化させるのがすごく楽しみ。ちょっとシルエットが見えるだけで、結構違うっぽいぞ、どうなるんだろう、絶対進化させたいって思う!
麓 進化段階についても今後追加していこうと思っていて、人気のヒーローは4段階目や5段階目と、どんどん出していこうと。ちなみに椿姫さんの好きなヒーローはいますか?
椿姫 初めてガチャ引いてカワイイって思って結構頑張って使ってるのがパンテオンのシュガーちゃんです。
麓 シュガーは毒状態を回復するスキルを持っているので終盤まで使えますよ。ピンクの可愛らしいキャラが好きなんですか?
椿姫 好きなキャラの条件に、コスプレのしやすさってのがあって(笑)。オタク特有のそういう、基準があるんです。パンテオンの種族の女の子系はカワイイなって思ってます。
麓 (笑)ぜひコスプレしてイベントにも出てくださいよ!
と、お話が盛り上がってきたところで、今回はここまで。後編は『ポイッとヒーロー』について、さらにツッコんだ話題をお届けします!
※編集部注:対談の内容は編集部で一部調整を行っておりますが、対談の様子をできるかぎりそのままお伝えできるよう掲載しています。
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