【レビュー】『ディズニーインフィニティ バトル オブ トイ・マスター』でキャラクターフィギュアを集めよう

　2013年11月にWii Uとニンテンドー3DSで同時リリースされたディズニーとディズニー／ピクサーのキャラクターたちを集めて戦う『ディズニーインフィニティ』は全世界で300万本以上を出荷した人気ゲーム。そのスマートフォン版がこの『ディズニーインフィニティ バトル オブ トイ・マスター』だ。

　誰もが知っているディズニー、ディズニー／ピクサーのキャラクターたちが「フィギュア」となり、作品の垣根を越えて集結。フィギュアを育てながらマップを進み、自分だけのパーティを作って戦っていく育成型アドベンチャーゲームだ。その登場フィギュア数はなんと200体を超える。 歴代の人気キャラクターがずらりと並ぶビジュアルは、まさにオールスターといった感じだ。

　マス目になっているマップを進み、「ヴィラン（＝悪役）」や「ライバル（他プレイヤー）」とコマが重なると戦闘が始まる。フィギュアによって進めるマスの数は異なり、敵も動き回るので、敵の進路を予想しながらフィギュアを進めていかないと無駄に行動ポイント（＝ラウンドゲージ）を消費してしまうことになる。ラウンドゲージはAPを使って回復することもできるが、APはアドベンチャーに参加するために消費する、いわゆる”スタミナ”的要素も兼ねているので、使い過ぎるとアドベンチャー参加回数が減ってしまう。なので可能な限り消費は抑えたいところだ。
　フィギュアの進め方は進みたいマスをなぞるだけの簡単操作。同じマスに戻ってくることも１マスしか進まないこともできる。敵の動きを読みながら進めなければならないため、前述のボードゲーム的要素がさらに色濃いものになり、無駄なくフィギュアを進めるのは至難の技といってもいい。さらに作品の世界観にあわせたダメージや橋、パワーアップポイントなどのマス目もあってゲームを複雑にしている。

　ほとんどのマップには「フレンド」も配置されており、同じマスに重なることで「フレンドポイント」を獲得したり、フレンドのリーダーフィギュアを自分のパーティに加えることができる。フレンドポイントはノーマルガチャを引くのに必要なので、できる限り遭遇しておきたいところ。

　フィギュアには属性のほかにスキルが設定されており、スキルを選択しながら戦っていくことになるが、基本の攻撃以外のスキルには回数制限がある。この制限は戦闘ごとではなくマップごとに制限されているので、考えながら使っていかないとボス戦でスキルが使えない！　などということも発生するので注意が必要だ。ベースでのパーティーメンバー交代や、フレンドのフィギュアを上手く活用しよう。

　先のステージに進めていくとヴィランもどんどん手ごわくなってくる。そんな強敵に対抗するためにはフィギュアの強化が必須。フィギュアの能力アップはパネル方式が採用されている。戦闘で得ることのできる「スパークポイント」を使ってパネルを解放するとレベルと能力があがっていく。新しいスキルもパネルを開くことで増やすことができる。

　さらにレアフィギュアはそれぞれ「ポーズ」と呼ばれる能力を所持しており、新しいポーズを解放することで、強力なスキルを得られる。ただしポーズ解放には「スパーク」だけではなく、「ストーン」や「コイン」など特定のアイテムが必要だ。これらのアイテムは効率よく集めるには、時折出現する「ヴィランズステージ」を攻略するのがポイント。

　とにかく人気キャラクターのフィギュアを集められることにこのゲームの魅力は集約されている。そのフィギュアの成長がポーズとなって変更できるのもうれしいし、同じキャラクターでも別のフィギュアが存在するので、同じキャラクターでパーティを組むこともできる。全員ジャック・スパロウのパーティを組んだり、同じ作品だけのパーティを組めるのも楽しい。

　オフィシャルサイトを見ると、まだ追加されていないフィギュアがかなりある様子……。これまでのインフィニティシリーズに参戦していたあのキャラクターとかこのキャラクターも参戦するんですよね？　ねっ？　とにかくディズニーファンとしては、さらなるキャラクターたちが『ディズニーインフィニティ』に参戦するのがとにかく楽しみだ。